数字は信用できるか?

我々は普段の生活の中で色々な数値を目にしています。降水確率から時間や温度、人によってはチラシに載っている商品の値段や、日経平均株価に目を光らせている方もいるでしょう。

そして数字の中でも筋力トレーニングやダイエットを行う人にとって特に馴染み深いのは、体重や体脂肪率・使っているウェイトの重量などの数字ではないでしょうか。

数字

数値は人間のあいまいな感情に左右される部分が少なくて目安として使うにはとても便利なものではありますが、どんな数字でも同じように信用できるか?というと決してそんな事は無いと思います。

今回は特に、肉体改造を行うに当たってよく目にする数値とその信頼性について考えてみましょう。

1.扱っている重さ(フリーウェイト) 信頼度:★★★★

ダンベルやバーベルなどレールに固定されていない重量物の重さは、よほどの粗悪品で無い限りほぼ表示されている通りと見て間違いないでしょう。

怪しいかな?と思ったらそれを持って体重計にでも乗ってみればすぐに確認する事ができますから、信頼性はかなり高い方だと思います。

2.扱っている重さ(マシン) 信頼度:★★★

トレーニングマシンは滑車やテコの原理を使って設計されていますから、表示されている重さがそのまま体にかかってくるとは限りません。
メーカーや機種によっては表示されている半分程度の負荷しかかからないものがあるので注意が必要です。

ちなみに研究所長はあるメーカーのマシンでは、190kgのベンチプレスを7~8レップ行えます(フリーウェイトでは逆立ちしてもムリです^^;)

3.体重 信頼度:★★★★

体重計の原理は比較的単純なので、どちらかというと信頼できる値だと思います。
ただし機種や設置場所によって数%程度の誤差は出る可能性がありますから、出来ればいつも同じものを使う方が良いでしょう。

4.体脂肪率 信頼度:★★

電気抵抗(インピーダンス)式の体脂肪計は、身長と体重からある程度数値を限定してしまっているようなので(←推測です)人によっては比重法などの厳密な測定法と比べると10%以上の誤差が出る事があります。

ちなみに研究所長の見てきた限りでは、筋肉で体重が重くなっている人・体重が極端に軽い人などが測定すると、実際とかけ離れた値が出る事が多いようです。

5.基礎代謝量・筋肉量 信頼度:★

体脂肪計に表示される基礎代謝量や筋肉量も、元々は「不確かな」体脂肪率を引数として算出しているために、信頼性はイマイチです。

目の前に数字を出されると、その値に振り回されてしまうことがありますが、何らかの数値を行動の目安にする場合は振り回されずに合理的な判断をするためには、その数値がどうやって計算されたものかを理解して、その正確性を考える必要があるのではないでしょうか。

※信頼度の★評価は独断で付けています。
悪しからずご了承下さい。

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