筋トレ人口ピラミッド

前回の日記で「ジムがあっても設備が十分じゃない」という環境の人を「ジム難民」と表現しましたが、多くのジムが初心者を主なターゲットとしているのにはやはり理由があるのではないかと思います。

まずは、トレーニーを経験の長さで大ざっぱにグループ分けしてみましょう。

第一段階:初心者 -筋トレを新鮮に感じる-

過去にスポーツの経験がある・無いに関わらず、本格的なジムでのトレーニング経験が無い状態。
とりあえず「体を動かしたい」という目的を持ってジム通いをしている。

第二段階:経験者 -筋トレの効果を実感する-

ある程度の基礎知識と数ヶ月?1年程度のトレーニング経験がある状態。
トレーニング成果についても実感を持っているが、経験が浅いためトレーニングへの執着はあまりない。

第三段階:長期経験者 -筋トレが生活の一部になる-

数年間の筋トレ生活で、トレーニングが生活の中に組み込まれている状態。
忙しかったり多少体調が悪くても、何とかして筋トレスケジュールをこなそうとする執念を持つ。

——

このグループの中で、もっとも人口が多いのは第一段階のトレーニーです。
ジムに入会した人がみんなずっとトレーニングを続けられるわけではありませんから、これは当然といえば当然でしょう。

忙しい日々の中で習慣を変えるのはそう簡単な事ではありませんし、筋力トレーニングは野球やサッカーのような娯楽性もあまりない地味な作業です。

ジムに通うことがスケジュールの中に組み込まれているわけでもないので、中には数回だけ行ってみて、「これが続けられればなぁ」なんて言いつつ運動とは無縁の生活に戻ってしまう人も多いかもしれません(笑)

そして、ある程度マジメにトレーニングを続けた人は第二段階に移行します。

しかし、第一段階ほどではないにせよ、ここでもある程度挫折する人は出てきます。

トレーニング経験が浅いと「ちょっとくらいサボっても再開すればすぐ取り戻せる」という気持ちになるのか、ちょっとのつもりが完全に休止という現象に陥ったりするのもその一因のようです。

それを乗り越えて更に長い期間トレーニングを続けると、体を鍛える事がライフワークとなり、ちょっとやそっとでは挫折しないトレーニーが誕生します。自分の能力を「長い間の努力の成果」と捕らえているので、それを大切に守り、さらに育てようとするのです。

さて、話をもとに戻しますが、上の3つの段階を人口別に見ると以下のようなイメージになります。

筋トレ人口

つまり、ジム経営では初心者をターゲットにしたほうが潜在顧客が確保できるため「商売としてオイシイ」と考察できるわけです。

もっとも、上級者向けにこだわりの設備を持ったジムをつくるというのも、それはそれで面白い商売になるような気はするのですが・・・。

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