その筋力、何に使うの?

筋力トレーニングは、端的に言えば筋肉にダメージを与える事と回復させる事の繰り返しです。

頻繁に体を鍛えている場合などは、完全に筋力が回復したらまたトレーニング、ということの繰り返しですから、見方を変えれば熱心なトレーニーほど通常生活のほとんどの時間を弱った筋肉とともに過ごす事になります。

以前、研究所長がスクワットによる筋肉痛で「脚が痛いから座って休みたい」と弱音を吐いていたら、同行した友人から、
「それだけジムに通ってるのに日常生活で役に立たない筋肉なら、何のために鍛えてるの?」
と冗談交じりの皮肉を言われた事があります^^;

その時はまあ「スポーツの試合に役立てるんだ」とかなんとか適当な言い訳をしたような記憶がありますが、あんまり筋トレに力を使いすぎると、いざという時に困った事態に陥る可能性は大いにあります。

例えば、職場でビル火災などが発生して非難する時・・・。

同僚「何やってるんだ!はやく逃げよう」
トレーニー「いや、俺はエレベーターで行くよ」
同僚「何言ってるんだ。こういう時は階段だろ」
トレーニー「でも、昨日は脚のトレーニングだったから、筋肉痛でさ・・・」
同僚「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」
トレーニー「ヒザに力が入らないんだよ。悪いけどおぶってくれない?」

また例えば、登山中に誰かが崖から落ちそうになっている時・・・。

落ちそうな登山者「た、助けてくれ・・・」
トレーニー「精一杯やってみますが、腕が・・・」
落ちそうな登山者「早く引き上げてくれ!腕がどうした?」
トレーニー「昨日前腕を追い込みすぎて、あ、握力が弱ってるんですっ」
落ちそうな登山者「おい、しっかり掴んでくれ、落ちる!うわぁぁぁ」

上の2例はちょっと極端かもしれませんが、引っ越しの手伝いを頼まれた時や電車などの発車時間に間に合わず駅までダッシュする時など、日常生活の中で筋力が必要になる行動は色々あります。

そして、そんな時に「筋肉痛だから・・・」などと言っていると、
「あいつは体を鍛えているくせに役に立たない」
なんてレッテルを貼られてしまいかねません。

そう考えると、やっぱり体を鍛える時にも次の日の予定に合わせて最低限の余力を残しておくとか、体を鍛えている事そのものを隠しておくとか、色々な予防策を講じる必要があるのかも知れませんね。

それでも突発的な事故には対応出来ないかもしれませんが・・・そこは火事場のバカ力に期待、ということで(笑)

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