レポート:献血に関する良いニュースと悪いニュース

インターネット上には、人体に関する面白い情報が色々と存在しています。

「研究所レポート」ではその中から、当研究所の外部研究員であるKEN☆KUNさんに報告していただいた興味深い情報についてご紹介したいと思います。

■レポート:献血に関する良いニュースと悪いニュース

所長様

ニュースサイトを見ていたら献血についての興味深い記事を見つけました。

・嬉しい話
珍しい血液型の男性が過去56年間に984回の献血を行い、200万人以の赤ちゃんの命を救ったそうです。
http://labaq.com/archives/51421537.html

珍しい血液型で輸血できる相手も珍しい人なんじゃないか?と思ったら特殊な抗体があって薬になるんですね。

自分も献血が好きなんですが、こんなに役に立てるのは羨ましいです。

・悲しい話

阪大の病院で輸血ミス、B型女性にO型…死亡
http://tweetbuzz.jp/entry/19580477/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100408-00000705-yom-soci

O型はどの血液型の患者にでも輸血できると思ってたんですが、実は違ったらしい。

なにか特別な加工をしてO型専用にしてあるんだろうか?詳しいことは謎です。

でも、そもそも何でO型は誰にでも輸血できるって思っていたんだろう?どこかで間違えて憶えてしまったんだと思うけど、原因は不明。
他にも勘違いで憶えていることがたくさんありそうで怖いですね。

■研究所長のコメント

今回は洋画などでよくある「いいニュースと悪いニュースがある」のパターンですね(笑)

珍しい血液型というのはよくフィクションのネタになったりもしますが、本当にこんなにたくさんの命が救えるのであれば、さぞや献血のしがいがあったことでしょう。

さらに、その珍しい血液型を持つ男性が輸血によって命を救われた経験から献血をするようになったというエピソードにも、運命的でドラマチックなものを感じます。とても良い話ですよね。

血液型を間違えて輸血してしまった話はまさに悪夢ですが、KEN☆KUNさんの知識は全く間違っていたわけではないと思いますよ。
というのも、O型の血液型をB型の血液に少量輸血しても、凝固反応はそれほど激しく起こらないのは事実で、学校などでもずっとそう教えていたんです。

例えて言うなら、
・B型をO型に輸血・・・大量の火薬のなかに火のついたマッチを投げ込むようなもの
・O型をB型に輸血・・・大量の火がついたマッチの中に、少量の火薬を投げ込むようなもの
という差で、後者の方は大した影響がないというしくみです。

とはいえ、血液型の拒否反応はABO式とかRH式以外にも色々ありますので、現在は同じ血液型の血液を、事前にテストした上で輸血するのが一般的になっているようですけどね。

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