動物の驚異的な筋力

我々は普段、ベンチプレスなら○○kgくらい、とかスクワットなら○○kgくらいとか、自分自身の経験や過去の筋力を元にして強い・弱いまたは軽い・重いという感覚を持っていると思います。

しかし、それはあくまでも人間を基準とした話。
動物の中には、人間では考えられないほど大きな筋力を発揮できる種も数多く存在しています。
(人間も厳密に言えば一種の動物ですが、ここでの「動物」とは人間以外の動物と解釈してください)

例えば有名なところではチンパンジーの握力がそうです。

樹上で移動・生活をするチンパンジーにとって、握力はまさに生命線。
木の枝やツルを握る力が弱ければ、転落してしまいかねないので、非常に強い握力を持っています。

数値としては大人のチンパンジーでは200kgにもなるといわれていて、子供のチンパンジーでも70~80kgくらいあるんだそうです。

チンパンジーは特にマッチョな前腕をしているわけではありませんが、恐らく握力を生み出す関節や筋肉の構造が人間とは異なるのでしょう。

更に、数値の上でインパクトがあるのは肉食動物の「噛む力」、つまり顎の筋力です。

種類にもよりますが、大型のワニになると物を噛む力は1トン以上。
場合によっては2トン級
の力を発揮できる場合もあり、これは車一台くらい軽く持ち上げるだけの筋力を持っていることになります。

海の生き物としては、映画ジョーズに登場したホオジロザメも、やはり噛む力は300kgくらいあるそうです。

ある程度食物の取捨選択ができるような知能や体の構造を持った生き物に比べて、骨ごと他の生き物を噛み砕いて丸飲みにするような方法で捕食をする生き物は、それだけ強い顎の力が必要ということなんでしょう。

しかし、残念なのは動物達が筋力の測定に対して、あまり協力的ではないということです(笑)

当たり前の話ですがワニやサメは筋力測定をする時に、
「よっしゃ、いっちょやったろうか!」
と本気で取り組んではくれないと思うので、測り方によっては大きな誤差が生まれている可能性もありますよね。

仮に動物が人間の依頼したとおりに能力測定に協力してくれたら、マウンテンゴリラのベンチプレス平均値とか、ヒグマのスクワット最高記録とか、いろいろ面白いデータが取れそうな気がするんですが・・・。

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