二足歩行と腰痛の話

先日、会社で研究所長私の隣の席に座っている後輩が
「先輩、なぜか腰が痛いんですけど・・・」
と訴えてきました。

乏しい医学知識からいくつかの質問をしてみたところ、
・椅子に座っていたら急に痛くなった
・前かがみになると痛みが強くなる
という回答だったので、どうやら椎間板ヘルニアっぽい感じ。

もちろんそれだけで判断するわけには行きませんが、とりあえず無理は禁物ということでその日は仕事を早々に切り上げて、翌日病院にいくよう指示しました。

結果は予想通り軽度のギックリ腰=椎間板ヘルニアだったのですが、腰痛に悩む人って本当に多いですよね。

そういえば、学生のころ生物学を教えてもらっていた先生は「人類の進化の宿命」だと言っていました。

人間が他の生物と一番違う部分、人間が人間たる所以(ゆえん)それはやっぱり脳でしょう。
あらゆる動物の中でもズバ抜けて高い知能をもっているからこそ、人類はこれだけの文明を作ることができたわけです。

知能が進化したということはつまり、脳が進化したということです。
そして脳が進化するには、二足歩行は必須条件なんだそうです。

四本足で歩いていたら、脳が発達してその体積が増えた時に体のバランスが悪くなり、首に極端な負担がかかったり、走った時にまえにつんのめってしまいます。
そうすると多少頭がよくても、自然界で生き残れないでしょう。

だから大きな頭を保ちつつ、運動能力を保つには、二足歩行が丁度よいのです。

また、二本足で立つことによって両手が自由に使えるのも大きな利点です。
道具を使って何かをしたりするには、やっぱりバランスの取りにくい足よりも手の方が適していますからね。

しかし、二足歩行になるということは、上半身の重さを腰の関節だけで支えなくてはならないということでもあり、これが腰痛の原因になるわけです。

特に前かがみの姿勢をとったりすると、上半身の重さがテコの原理で腰にかかってくるので、研究所長の様に座高の高い体型(背は高くありませんが^^;)の場合、姿勢には大いに気をつける必要があるでしょう。

それでも腰痛になってしまったら・・・その時は年齢のせいになどせず、「これは私の脳が進化している証だ!」と言ってごまかそうと思います(笑)

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