動物の体脂肪率は?

インピーダンス(電気抵抗)式の体脂肪率計が一般的になってからというもの、「体脂肪率」という数値を測定するのがとても簡単になりました。

体質や機種、そして測定の方法などによって誤差がけっこう大きいという問題はあるのですが、体重と同じように「○○%」という分かりやすく数値で表示されるので、これを健康管理、あるいは肉体改造の目安にしている方も多いことでしょう。

一般的には男性なら15%、女性なら20%くらいが理想的、これをそれぞれ5%くらい上回るとちょっとウェイトオーバーとされています。

ところで、我々人間が振り回されている(かもしれない)この体脂肪率、動物はどれくらいなのでしょうか?

【犬】

犬の場合、体脂肪率の標準は20%台。
30%を超えると肥満の傾向あり
ということなので、人間よりちょっとポッチャリしている位と言えるでしょうか。

犬は人間よりも寒い場所で生きられるので、毛皮の他にも厚めの脂肪の層が必要ということなのかも知れません。

ちなみに犬も、人間と同じでメスのほうがオスよりも3%程度、平均体脂肪率が高いようです。

【ブタ】

ブタの体脂肪率は、なんと驚きの10%台。

もちろん個体差はあると思いますが、色々な情報を見る限り14~18%くらいが標準的な体脂肪率になるようです。

人間ならば「スリムな男性」くらいの体脂肪率しか無いのですから、太っている人を「ブタ」とか「ブーちゃん」とか呼ぶのは、道徳的な問題を別にしても不適切ということになるでしょう(笑)

【ウシ】

牛肉と豚肉のカロリーはそんなに変わらないイメージがあるのですが、ウシの体脂肪率は全体的にブタよりも高め。
和牛の場合は25~30%くらいになるようです。

ただ、ウシは食用に「太らされている」ことが多いので、この数値だけで「体脂肪率の高い動物」と言われてしまうのは、ちょっと可哀想かもしれません。

【アザラシ】

丸々と太っている印象のあるアザラシですが、あのデップリとした体型は、寒さから身を守るために分厚い脂肪層を皮膚の下に持っているため。

そして、なんとその体脂肪率は50%を超えることも珍しくないそうです。

ただし、もともと体がそういう構造になっているため、高い体脂肪率が病気に直結するということは無いようで、一部の専門家はこのメカニズムを研究することで、人間の肥満が成人病等の原因になることを防止出来るかも知れないと考えているんだとか。

体脂肪率だけで考えると、太っている人を動物に例えるなら、ブタよりもアザラシの方が適しているのかもしれませんね。

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