腕立て、懸垂の回数を聞かれたとき

筋トレをやっていると言うと、
「腕立て伏せって、何回くらいできる?」
「懸垂、何回くらいできる?」
と聞かれることが時々あります。

でも、実はこれ、けっこう答え方に困るんですよね^^;

その理由は明確。
自分自身で何回できるか分からないからです。

腕立て伏せや懸垂というのは、とても優れた筋トレ種目だと思います。

自分の体重を負荷にできるので専門的な道具は必要としないし、体幹の大きな筋肉を鍛えることができるという長所もあります。
だから、これから筋トレを始める人はどんどんメニューに取り入れるべきでしょう。

でも、ある程度トレーニングに慣れてくると、自分の体重だけでは負荷が足りなくなってくるわけです。

何十回もやると時間がかかるし筋肉への刺激も小さいので、胸の筋肉を鍛えるなら腕立て伏せじゃなくベンチプレスにしたり、懸垂なら体にプレートをぶら下げてみたり。

自然と、腕立て伏せや懸垂の回数に挑戦する機会も無くなってくるんです。
そうすると、普通の腕立て伏せや懸垂が何回できるか?ということがわからなくなってきます。

もう少し具体的に言うと、たとえば腕立て伏せなら、
「50回や60回でバテたりはしないと思うけど、100回となるとどうだろう?持久力のトレーニングをしてないから、意外とダメかも・・・?」
というような感じになるんです。

ある程度の予測はできるけど、実際にやっているわけじゃないからデータがないということですね。

たまに自分でも、
「何回くらいできるか試してみようかな?」
と思うこともあるんですが、回数に挑戦するとなると、どうしても疲れがたまっていないトレーニング日にやらざるを得なくなります。

でも、トレーニング日に限界まで腕立て伏せをやったら、筋肉が疲れてしまってベンチプレスなどで力が出なくなってしまうでしょう。

そうすると結局、わざわざ回数にチャレンジすることの意味が分からなくなって、いつも通りのトレーニングをしてしまうんです。

だから筋トレ初心者のみなさん。
ある程度経験のあるトレーニーに質問をするときは、どうか腕立てや懸垂の回数ではなく、ベンチプレスやスクワットあたりのMAX重量を聞いてください(笑)

その方がたぶん明確な答えが返って来るし、筋トレを続けていく上での目標にもしやすいと思います。

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