美味しそうな写真で痩せられる?

美味しそうなものの写真を見ていると、何だかお腹が空いてきたり、その写真に写っているものが食べたくなることはよくあります。

しかし、なんと食べ物の写真をうまく利用するとダイエットに役立つかも、という話があるのです。

これは、アメリカのユタ州にある大学で行われた実験の話です。
http://mashable.com/2013/10/07/instagram-food-study/

この実験では232人の学生を対象に、たくさんの食べ物が写った写真を見てもらう事から始まりました。

その後、学生たちには食べ物が配られ、その味を評価するように指示されたのですが、延々と見続けた写真と同じ特徴を持つ食べ物を食べた学生は、その食べ物を「おいしく感じない」と評価したそうです。

例えば塩味の食べ物の写真を見続けた学生は、ピーナッツの味が「美味しくない」と感じるようになったとか。

この原因は、飽きるほど特定の食べ物を見続けると、実際には食べなくてもその食べ物に飽きてしまうことによると考えられています。

そういえば昔、研究所長の友人はスーパーでうなぎの蒲焼きを焼くアルバイトをしていたのですが、一日中蒲焼きを焼いているとその臭いが体中に染み付いてしまい、「食べるどころか、見るのもイヤだ・・・」と言っていたのを思い出しました。

人間は味覚以外にも視覚や嗅覚などでも食べ物を味わっているので、それが食欲に影響を与えているわけですね。

ただし、この法則をダイエットに応用して食べるものを制限する場合、逆効果にならないように注意する必要があります。

写真を何枚か見たり、ちょっと美味しそうな臭いを嗅いだだけでは、まず間違いなく食欲は増大するでしょう(笑)

大事なのは「飽きる」ほど、そして「うんざりするほど」その食べ物の写真を見ることです。

だから、
「ダイエットしたいけどポテトチップスがどうしてもやめられない!」
という人は、ネットで大量のポテトチップスの写真を検索して印刷して、部屋の壁に貼り出すことからはじめると良いかもしれません。

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