タンパク質の摂りすぎに注意

タンパク質は筋肉や内臓など、体のあらゆる組織の材料となる重要な物質です。

だからダイエットを行っている時でも優先的に摂るべきで、特に筋力トレーニングをしている場合などは不足すると筋肉が強くなってくれません。

しかし、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という格言にあるように、タンパク質も摂りすぎれば体に悪影響が出る場合があるということも知っておいて下さい。

動物性食品のタンパク質

まず第一に気をつけるべきなのが、肉類などでタンパク質を補給する時に動物性脂肪も一緒に摂ってしまう場合があるという事です。

ただしこのリスクに関しては、低脂肪・高タンパクの食品やサプリメントを利用すれば避けられるので、さらっと流して次に進みましょう(笑)。

タンパク質もエネルギー源

さて、他の余計な栄養を摂らずにタンパク質を効率よく摂る事が出来たとしても、その量が多すぎれば問題が起こります。

特に影響が出やすいのは摂取カロリーの問題です。

余分なタンパク質は、予備のエネルギーとして体脂肪になってしまいます

タンパク質は糖質や脂質に比べれば太りにくい栄養源ではありますが、それでも最終的は糖質とほぼ同じだけのエネルギーを生み出します。

そしてこのエネルギーが余ってしまえば、体脂肪として体に蓄えられることになるのです。

つまり筋肉を付けようと思ってタンパク質を摂りすぎると、筋肉以上に体脂肪が増えてしまう危険もあるということです。

分解・吸収に手間がかかる

実はタンパク質というのは必要性が高い反面、分子の構造が複雑で分解吸収にとても負担がかかる栄養素でもあります。

そしてタンパク質を摂り過ぎた場合でも、人体の消化システムは何らかの形で分解してから排出しなくてはなりません。

この時、分解に手間がかかるタンパク質の処理は内臓にとって大きな負担となるため、摂りすぎの状態が続くと老廃物の分解に関わっている腎臓や肝臓に異常を起こす可能性が出てきます。

また消化しきれないタンパク質から出た毒素が腸内環境を悪化させるため、これが老化を早めたり発ガン率を上昇させるとも言われています。

ちょっと少ない、が適量?

これらの事を考えると、タンパク質の必要量に対して神経質になるより、「必要量よりちょっと少ないくらいが適量」という感覚を持つべきなのかもしれません。

なぜならタンパク質は、ちょっと足りないくらいであれば体内で他の栄養素からも合成できるからです。

ある程度のタンパク質は体内で合成が可能です

このため多少不足しただけで極端に筋肉が落ちたり、成長しなくなったりする可能性は低いと考えられるでしょう。

逆にサプリメントなどを摂りすぎて不健康になるような事があったら、それは正にお金と労力の無駄遣いになってしまいますからね。

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