1日に2回の筋トレはOK?

「今日は筋トレをする日だ」という場合、普通は1日の中で筋力トレーニングをする時間帯を一つだけ設定すると思います。

例えば、「夕食前に筋トレしよう」とか、「仕事が終わったらジムで汗を流そう」みたいな感じです。

しかし、中には一度に長い時間が確保できなかったり、1回だけでは足りないと感じて、1日に2回以上の筋トレタイムを作っているトレーニーもいるようです。

1日に2回以上の筋トレは効果的なのでしょうか?それとも効率が悪いのでしょうか?

回復過程での筋トレはNG

一番初めに頭に入れておく必要があるのは、筋力トレーニングで十分な効果を引き出すための超回復のルールです。

筋肉は完全に回復してはじめてトレーニング前よりも強くなるので、筋肉が筋トレのダメージから完全に回復しないうちに次のトレーニングを行ってはいけません。

だから例えば、お昼頃にベンチプレスを3セット行ったにも関わらず、
「なんか今日は追い込み方が足りなかった気がするから、もう少し鍛えておこう!」
と、夜に改めてベンチプレスやダンベルプレスなどを行うのは避けるべきでしょう。

胸の筋トレの後に胸の筋トレ

どうしても物足りないと感じるのであれば、次の筋トレ日までに筋トレメニューを見直して、筋肉が完全に回復してから再挑戦するべきなのです。

別の筋肉ならOK

分割法による筋トレでは、胸の筋肉に疲労が残っているときに背中の筋トレを行ったり、腕に疲労が残っている時に脚の筋トレを行うことがあります。

つまり、体のどこかに疲れている筋肉があったとしても、他の元気な筋肉を鍛えるのであれば問題ないということです。

一度にまとまったトレーニング時間が確保できなかったり、時間が長くなると集中力が続かないという場合は、時間を分割して鍛えてもいいでしょう。

例えばお昼ごろに胸の筋トレを行い、夜に腕の筋トレを行うというような分割法は効果的です。

脚の筋トレの後に腕の筋トレ

ちなみに、このように一日の中で筋トレを2つに分割する方法はダブル・ルーティン、あるいはダブル・スプリット・ルーティンと呼ばれたりします。

全身の疲労にも配慮を

ただし、筋力トレーニングでは筋肉だけでなく、体全体にも疲労がたまります。

しかも、脳や神経・内蔵などにたまった疲労は筋肉痛のように分かりやすい形で出てくるわけではないので、気づかないうちにオーバートレーニングになることもあるのです。

1日に2回以上のトレーニングを行う場合には、トータルの運動量をきちんと管理して、体全体への負担が大きくなりすぎないように十分気をつけてください。

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