第7回目:ボトルネックの違いを考えよ

こんにちは!

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91.25日で体を変える肉体改造研究所メルマガ。

タイトル通り、約三ヶ月を1クールとして、筋トレやダイエット、栄養学に関する情報を発信させていただいております。

第3クールのテーマは
「肉体改造サイエンス」
ということで、肉体改造(筋トレやダイエット、栄養摂取など)を考える上で、
「それって、科学的とは言えないんじゃないの?」
という事について書いていきたいと思います。

そして、今回の内容は・・・
「ボトルネックの違いを考えよ」
です。

サプリメントや運動器具などの効果を確かめる時、最も一般的なのは、それを使う前と後、つまり「ビフォー」と「アフター」を比べる方法でしょう。

何かの商品の効果については、「売る側の都合」が影響してくる場合もありますが、 実際に大きな効果を上げる人がいるのも事実です。

しかし、実際にそういうものを買って試してみても
「思ったほどの効果がない・・・」
ということは決して珍しくありません。

というより、イメージしていたほどの劇的な効果は、無いことの方が圧倒的に多いと思います。

なぜ、こういうことが起こるのでしょうか?

その理由の一つに、ボトルネックの違いというものがあります。

ボトルネックというのは、ガラス瓶などの口(くち)の手前の、細くなっている部分のことです。

ビールやワインの瓶を想像してもらえば分かると思いますが、底や胴体に比べて、口に近い「首」の部分は細くなっていますよね。

だから、中の液体を一気に外に出そうとしても、首の細い所にじゃまされて、少しずつしか出てこないわけです。

バケツのように全体が広くなっていれば、一気にドバっと中身を出せるのに、そういう形にはなっていない。
そんな風に「目的をジャマしている要因」のことを、ボトルネックと呼ぶわけです。

例えば、テクニックとパワーのレベルは最強レベルだけど、スタミナは最低レベルのボクサーがいたとします。

素晴らしい素質があるのに、いつも1ラウンドでヘロヘロ(笑)これでは、対戦成績もよくならないでしょう。

このボクサーのボトルネックは、明らかに「スタミナ」です。

だから、もしこのボクサーが長時間を戦えるスタミナを身につけたら、一気に勝率が上がるでしょう。
でも、スタミナがないままパワーを増強しても、結局すぐにバテてしまうので、勝てるようにはなりません。

こんな風に、ボトルネックがうまく解消されると劇的な効果が出ます。

しかし、いくら素晴らしいアイテムや方法が有ったとしても、それが使う人のボトルネックと一致しないと効果は限られています。

食物繊維の摂取量が足りない人が食物繊維のサプリを飲めば、短期間で体重が減るか可能性もあるでしょう。

でも、そうでない人が飲んでも大した効果はありません。

体幹の筋力が弱い人が、コア(体幹)・トレーニングを取り入れれば、スポーツの能力が大きくアップするに違いありません。

でも、その人の問題がスポーツのテクニックにあるなら、目に見える効果は期待できません。

それでも、何かを売る側、宣伝する側は、広告を見た人に効果を期待させたいから、この違いを無視します。
劇的に効果があった人の事例・意見にクローズアップして効果を強調してくるわけです。

だから、「劇的に効果があった人」とあなたの ボトルネックが一致する可能性は低いかも知れません。

新しく魅力的な商品が発売された時は、どうかその点に注意して効果を控えめに予測するようにして下さい。

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普段はジムでトレーニングしているという人でも、出張先や旅行先などでこのテクニックを活用すれば、 筋力の低下を最小限にできるでしょう。

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