自転車はダイエットに不向き?

ダイエットをする時に脂肪を燃焼させるには、何と言っても有酸素運動が基本。

ウォーキングやランニングと同じくらい一般的なのが自転車による運動でしょう。

でも、この自転車による運動、使い方を間違えるとダイエット効果があまり無いので注意しなくてはいけません。

自転車の消費カロリー

まずは、自転車で走る場合の消費カロリーを確認してみましょう。

色々な文献などのデータを見る限り、自転車でゆっくり(時速10kmくらい)で走ったときの消費カロリーは、やや早歩き(時速6km)で歩いた場合とだいたい同じとなっています。

つまり一時間歩くのも、一時間自転車にのるのも大ざっぱに言えば消費カロリーに大きな差は無いということです。

運動時間の違い

しかし、同じ道のりを歩く場合と自転車で走る場合なら、運動する時間は自転車のほうがずっと短くなるはずです。

自転車の方が目的地に着く時間が早いのはもちろんですが、ジョギングなどのようにその場で足踏みもできませんので、信号待ちなどで止まっている時間=運動していない時間となります。

この分を目的地までにかかる時間から差し引くと、実質的な運動時間はさらに短くなるでしょう。

こういうことをトータルで考えると、移動する距離が同じならウォーキングやジョギングの代わりに自転車での移動を選んでしまうと、その分だけ消費カロリーが少なくなってしまうのです。

歩行→自転車に変えて運動時間が短くなると、消費カロリーは少なくなります

ちなみに研究所長はダイエットのためのアドバイスをするとき、自宅から駅まで自転車で通っている人に、
「少し早い時間に家を出て歩くようにしてみては?」
と提案したことがあります。

ダイエットする本人は「時間もかかるし自転車よりキツイ」とボヤいていましたが(笑)ダイエット効果はきちんとあったようで、体重は徐々に減っていきました。

これは自転車をウォーキングに変えたことで消費カロリーが増えたためだと考えています。

自転車の活用法

しかし、自転車がウォーキングやジョギングに比べて痩せにくいというのは、あくまでも「同じ距離を移動した場合」の話。

決して自転車での運動自体にダイエット効果がないという事ではありません。

いつもなら電車で移動しているところを自転車での移動に変えたり、今まで運動していなかった時間にサイクリングをするなら、十分にダイエット効果が得られるはずです。

サイクリングは移動できる距離が大きい分、ウォーキングやジョギングよりも飽きにくいですし、脚で自分の体重を支えなくて良いので膝などを傷めにくいという長所もあります。

使い方さえ間違えなければ、自転車はダイエットの強い味方にもなってくれることでしょう。

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