基礎代謝を増やす本当のメリットとは

前回の記事「基礎代謝を増やしても痩せないって本当?」では、たとえ基礎代謝がほんの少ししか増えなかったとしても、筋肉を付ける意味は大きいということを書きました。

その理由は基礎代謝が大きくなれば、自然とそれ以外の代謝(活動代謝)も大きくなるというものです。

それではここで基礎代謝と活動代謝の関係をクルマ、つまり自動車に置き換えて説明してみましょう。

ガソリンをやたらに食う外車に乗っているAさんと、ちょっとのガソリンで走れるエコカーに乗っているBさんがいたとします。

二人の車がそれぞれ1リットルのガソリンで走れる距離には大きな差がありますが、実は二人がガソリンに使っている金額の差は1日あたり10円だけ。
一ヶ月にしても300円くらいの差しかありません。

なぜなら、車をほとんど使わないからです。

さすがに全く走らせないと車の調子が悪くなるので、Bさんも時々はエンジンをかけたりほんの少しだけ動かしたりします。

でも、通勤や買物、旅行のようなことには一切使いません。

機能を維持するためだけに使う最小限の燃料。
これは人間の体で言うと基礎代謝(量)にあたります。

しかし、もしも・・・

AさんとBさんが車を毎日通勤や買い物に使って、週末には車で旅行に行ったりドライブしたりすれば、そのガソリン代の差は一気に広がるでしょう。

基礎代謝と活動代謝

走る距離が10倍になれば、単純に考えてガソリン代の差も10倍になるからです。

人間の体にも、これと同じことが言えます。

仮に筋肉を1kg増やしても、1日中じっとして過ごした場合の代謝量、つまり基礎代謝にはほとんど差がありません。

しかし、日常生活の中では歩いたり、家事をしたり、掃除をしたり仕事をしたり、いろいろなところでカロリーを消費するチャンスがあるわけです。

体を動かした時の代謝、これは活動代謝と呼ばれるものですが、基礎代謝の違いはこの活動代謝にも影響してきます。

ましてや筋肉が強くなっていれば、より重い物を持ち上げたり、速く走ったり、力強い動作ができるようになるわけですから、意識的に運動している時の活動代謝にはかなり大きな差がつくでしょう。

筋肉維持のために結局は運動が必要

基礎代謝そのものよりも、活動代謝が増えることが重要だとすると、
「活動代謝を増やしてカロリーを消費しないと大したダイエット効果がないとすると、せっかく筋肉を増やしても結局は体をかす努力は必要なの?」
と思うかもしれません。

残念ながらその答えはYESです。
でも、よく考えてみてください。

もし筋肉を付けることで基礎代謝が大きく増やせたとしても、そんな事に大した意味は無いんです。

仮に筋肉を増やすことで、基礎代謝を2倍にできたとしましょう。

そうなれば、何もしないで寝ていても1日に2食分くらいのカロリーを余計に消費することになりますから、痩せるのはとても簡単です。

かなりの量を食べても、簡単に体型を維持できることでしょう。

でも・・・
筋肉というものは、使わないとどんどん落ちていってしまいます。

筋肉の増量による基礎代謝がどんなに大きかったとしても、結局はそれを維持するための運動を続けないかぎり、消費カロリーは維持できません。

だからダイエットをする上では、ウォーキングのような有酸素運動や食事制限だけでなく、筋トレなどを適度に取り入れて基礎代謝を高く保つようにするのが賢い方法なのです。

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