腹筋運動は毎日やってもOK?

「割れた腹筋を手に入れたい!」「たるんだお腹を引き締めたい!」という動機で筋力トレーニングを始める人は、とても多いようです。

さらに腹筋は体の中心となる体幹筋の一つで色々な動作に関わっているので、スポーツなどで能力を発揮するためにも重要な筋肉でもあります。

今回はそんな腹筋のトレーニングに関して、よくご質問のある「腹筋の筋トレ頻度」についてまとめてみたいと思います。

腹筋は回復が速い筋肉?

トレーニーたちは、
「腹筋は回復速度の速い筋肉だ」
と口を揃えて言います。

実は腹筋は一般的な骨格筋、例えば上腕二頭筋や三頭筋、大胸筋や大腿四頭筋などとくらべると、かなり特殊な筋肉なのです。

他の筋肉が大体2~4カ所で骨に連結されているのに対して、腹筋はお腹全体を覆うように広がっていて、骨とつながっているポイントも広く・多く存在します。

上腕二頭筋と腹筋

また、腹部という非常に血行の良い場所にあるのも腹筋の特徴の一つです。

この特殊な性質のためか、確かに腹筋には疲労や損傷からの回復速度が早いという性質があります。

だから多くのトレーニーは腹筋運動を他の筋トレ種目よりも高い頻度でメニューに取り入れていることが多いのです。

例えば、腹筋以外の筋肉は数日に一度しかトレーニングしないトレーニーでも、腹筋運動だけは毎日行っていたりするのはよくあるパターンです。

腹筋運動は毎日でもOK!・・・とは限らない

ただし、腹筋の回復速度が他の筋肉に比べて早いとは言っても、必ず毎日筋トレを行ってもいいかというと、それはまた別の話です。

回復の早い腹筋にも十分な休養は必要です

なぜなら、「回復が早い」ということと「一日で回復する」ということはイコールではないからです。

極端なたとえ話をするのであれば、「クラスの中では走るのが速い」という人が100メートルを必ず10秒で走れるとは限らない、というのと同じです(笑)。

実際にタフな腹筋と言えども、高い負荷をかけてガンガン追い込めば、2~3日くらい筋肉痛が抜けなかったり、1日で筋力が回復しないことはザラにあります。

あくまでも「特別ハードな腹筋運動でなければ毎日行っても大丈夫な場合が多い」というだけであって、トレーニングの経験や負荷の大きさ、セット数や体調にも左右されるということを忘れないでください。

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