筋力を維持するための筋トレ

筋力トレーニングを熱心に行っていると、あまりにトレーニングを重要視し過ぎて、逆にそれがストレスになることがあります。

ストイックなトレーニーの中には、
「いつまでこんなキツイトレーニングを続けるんだろう?」
「でも、止めてしまったら今までの努力が・・・。」
という二つの声の間で揺れ動いている方もいるでしょう。

また、精神的には特に負担になっていなくても、仕事などの予定が忙しくて十分なトレーニングが出来ないという場合もあるかもしれません。

そのような場合にオススメしたいのが、筋力や筋肉の量(いわゆるバルク)の維持に焦点を当てたトレーニングです。

人間の体は現状を維持をしようとする

「体型を変化させる」ということには、人間の体にとって非常に大変な作業です。

だから例えば肥満体の人がスリムな体を手にいれるの場合も、もともと貧弱な体つきの人がマッチョになるという場合も、非常に大きな努力が必要になります。

筋肉を付けるのは大変

これは、人間の体が「今のままでいよう、そうすればとりあえず大丈夫そうだし・・・」というような感じの、とても保守的で変化を嫌う性質を持っているからです。

この性質は体に変化を起こそうとするときには抵抗してくる厄介な存在ですが、逆に上手く見方につければ強力な味方になってくれることもあります。

それは、苦労して鍛えた筋肉を「維持したい」という場合です。

筋力を向上させるよりも、維持することの方がはるかに簡単です

放っておけば人間の体はどんどん鈍っていってしまうものではありますが、今の能力をキープするだけなら、割と簡単に人体が持っている「現状維持の性質」を利用することが出来るのです。

筋トレを軽くしても影響は小さい

繰り返しになりますが、体を鍛えているトレーニーがさらに強い筋肉や太い筋肉を得るためには、かなりハードなトレーニングをこなさなくてはなりません。

しかし、今まで鍛えた筋力や筋肉を維持するだけなら、筋力トレーニングの量を普段の3~4割引くらいにしても十分ではないかと思います。

具体的に言うなら、3セット行っている筋トレ種目を2セットにしたり、週に3回行っている筋トレを2回にしたりするということです。

たとえオーバートレーニングの症状が出ていなくても、モチベーション(やる気)が低下している状態でトレーニングを続けるのは苦しいものです。

筋力トレーニングを続けることに対してストレスを感じていると言う方は、しばらくの間だけでも「筋力維持トレーニング」に切り替えてみてはどうでしょうか。

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