低インシュリン・ダイエット2

一つ前の項目では低インシュリンダイエットの原理とGI値の関係について説明しましたが、今回はその応用偏です。

単にGI値が低い食品を選ぶだけではなく、GI値とインシュリンの関係をより効果的にダイエットに役立てる方法を紹介しましょう。

応用その1:甘いものは空腹時に

ダイエット中でも、いやガマンしているダイエット中だからこそ、甘いものが食べたたくて仕方がない!という事はあるものです。

砂糖を沢山つかったケーキやお菓子などはGI値も高いので泣く泣くガマン(TT)という方も多いでしょう。
しかし、耐えてばかりではストレスもたまりますし、ダイエット挫折の原因にもなりかねません。

実はこんな時、GI値とインシュリンの原理を応用して食べる時間を工夫すれば、ある程度好きな物を食べながら痩せることが可能なのです。

例えば、甘いものを食後のデザートとして食べる場合と、空腹時に食べる場合を比較すると次のようになります。

食事のすぐ後に甘いものを食べれば血糖値は激しく上昇します

食事で既に血糖値が上がった状態でデザートとして甘いものを食べた場合、更にGI値が上がることによってインシュリンが大量に分泌されます。

それに比べて、空腹時に甘いものを少し食べた場合はそれほど問題にならないことが分かります。

もちろんトータルの食事量が多すぎれば太ることに間違いはありませんが、このように食べる時間少し変えるだけでも違いが出てくることを知っておくと便利です。

応用その2:食べ合わせを考える

一般的には消化の早い食べ物ほど体に早く吸収されるので、エネルギーとして血液に取り込まれる速度も速くGI値は高くなります。

例えば日本人の主食であるお米(白米)は比較的エネルギーになりやすくGI値の高い食品の一つです。

それならば、白米を消化に時間のかかる物と一緒に食べたらどうなるのでしょうか?
実はこんな単純な方法でも血糖値の上がり方、インシュリンの分泌をゆるやかにする事ができるんです。

だから例えば白米に玄米や麦を混ぜて食べたり、食事の時に繊維質の野菜や肉類(脂肪の少ないもの)を一緒に食べることで、より体脂肪の増えにくい食事が可能になるわけです。

応用その3:GI値を水で薄める?

GI値というのはその食品に含まれる糖分やエネルギーになりやすい物質の含有量、つまり「濃さ」とも深い関係があります。

簡単に言うと、濃い砂糖水を飲めば血糖値は急激に上がりますが、薄い砂糖水を飲んだ場合は(トータルのエネルギー量が同じだったとしても)血糖値の上がり方はゆるやかになるという事です。

単純な原理ですがGI値の高い物を食べる時は、できるだけ沢山の水分を摂るようにするだけでもその影響を小さくすることが出来るのです。

水分を多めに摂りましょう

食事や間食の前にコップ一杯のお茶か水を飲む週間をつければ、血糖値の上昇を抑えるだけでなく満腹感も感じやすくなりますから、食べ過ぎ防止にも効果的です^^

ダイエット研究室TOPへ
↑ここをクリックすると「ダイエット研究室」のトップに移動できます。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP