キムさんの成功
今回成功者は、いわゆるメタボ体型から見事脱出した、46歳男性のキムさん(ハンドルネーム)です。
単純に「大幅に痩せた」ということだけでなく、短期目標を決めてそれを達成するという方法はとても参考になります。
その着実な姿勢が、体重推移のグラフにも現れているのではないでしょうか。
キムさんへのインタビュー
ダイエットをはじめようと思ったきっかけは何ですか?
2009年12月の人間ドックでメタボの烙印を押され、ダイエットを勧められたのがきっかけで、某企業の産業医が提唱したダイエットをはじめました。
目標体重はありましたか?またどれくらいの期間を予定していましたか?
「3ヶ月で体重の5%を減らし、3ヶ月間その体重を維持する」という方法だったので、人間ドック時の体重76.4kgを72.6kgにするのが目標でした。
しかし2ヶ月弱で目標達成してしまったので、3ヶ月で70kgを切ってやろうと頑張り、それを達成しました。
それでダイエットが楽しいものに思えてきて、さらに高い目標を設定、2次目標の体重64.4kg(BMI値22)を約8ヶ月で達成しました。
さらにその後は第3次目標として高1の時の体重61.2kgを約10ヶ月で達成。
今、ちょうど一年ですが、-18kgを達成し、BMIも20になりました。
急にダイエットを止めると維持できなくなりそうなので、まだダイエットが続いているつもりで徐々に体を慣らして行こうと思います。
あなたのダイエットの基本的な方法を教えてください。
最初の5ヶ月くらいは昼食の白米摂取量を半分にしたのと、べらぼうに食べていた間食を0~50kcalと決めて激減させたことだけでした。
その後、自分なりに勉強し、筋肉を落としてはイカンと自宅筋トレをはじめました。
種目数は徐々に増やし、今は腹筋・背筋 ・スクワット・エキスパンダー・バイセップカールをやっています。
道具は100円ショップで買ったラバーチューブのみです。
有酸素運動は特にしていません。昼食はカロリーを抑えるため週3日は春雨スープ+αにして、できるだけ夕食が遅くならないように残業はほどほど にしています。
体重以外に体のサイズの変化など、大きく変わったところはありますか?
ウエストが91cmから76cmになりました。おなか周りと尻の皮が余ってたるんでます。
また、最近、顔がコケてきたようで、周囲が「何か病気してるの?」と心配してくれます(笑)。
Leeさんが書いていたように、クッションのないパイプ椅子とかに座ると骨盤と椅子の間の肉が悲鳴を上げます。
体力・筋力が落ちたり、上がったりすることはありましたか?
一時期疲れ易くなりましたが、現在は慣れてきた感じです。
体はとても軽く感じます。
運動はどれくらいの頻度でおこないましたか?
上記の筋トレを、ほぼ毎日10~15分かけて行っています。
ただ、 最近は休む日も作った方が良いかなと考えています。
ダイエット中特に食べないように気をつけたもの、あるいは逆に食べるようにしたものはありますか?
ダイエット前には間食として食べていた、脂っこいものや甘いものは食べないようにしました。
ただ急に絶つとストレスが溜まるので我慢しすぎないように、例えばお土産の饅頭などは食べるようにしました。
炭水化物は若干減らし、納豆はほぼ毎日食べるようにしています。
空腹を感じたときには蒟蒻ゼリーやノンカロリーゼリー、低カロリーのスナック菓子を、100kcal程度を上限に食べています。
ダイエット終了後、食事の量は変わりましたか?
食を細くしたので、以前より満腹感を感じる量が減ったと思います。
ダイエット前から3食の食事量は少なめで間食が多かったのですが、今は間食を大幅に減らしました。
結果として1日の摂取カロリーは恐らく1,500~2,000kcalだと思います。
リバウンドはありましたか?
ダイエット中に中国出張があり、その期間酒と食事の量が倍増しました。
そのとき1kg弱増えた感じですが、それだけです。
停滞してるなと感じたら、筋トレメニューを増やしたり、ダイエットティーを飲んだりしました。
ダイエットの成功によって、心境の変化などはありましたか?
体組成計に出てくる体年齢がどんどん下がり、実年齢より14歳若く表示してくれてます。
加齢による薄毛とかは仕方ありませんが、外観的に若返ったと勝手に思って少し自分に自信が出来たような気がします。
キムさんのダイエットについて
停滞したらさらにダイエット要素をプラスするというのは、なかなか大変そうな方法ですが、何よりも楽しみながらダイエットを続けたというところが成功に結びついたのではないかと思います。
なんと10kg痩せるまで奥さんにもダイエットしていることを気づかれなかったとのことですので、「過酷なダイエット」という感じは全く無かったのでしょう。
ちなみにキムさんは毎朝体重を量り、その推移をグラフ化したものを携帯電話の待ち受け画面にしているそうです。
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