カルニチンの効果
最近になってサプリメントとしての利用が認められるようになったカルニチン(L-カルニチン)は、特にダイエット時の脂肪燃焼に効果があるとして人気の成分です。
今回はカルニチンの正体と効果についてまとめてみましょう。
カルニチンはアミノ酸?
カルニチンは人間の体内でアミノ酸から合成される物質で、カルニチン自身も化学の分野ではアミノ酸の一種に分類されます。
サプリメントで摂らなくても、バランスの取れた食事をしていれば必要な量は取り入れることができますが、場合によっては足りなくなることもあります。
例えば成長期や出産時にカルニチンの必要量が増たり、加齢によって体内で合成できる量が減ると、体内のカルニチン量が不足しやすいと言われています。
また、肥満体型の人はカルニチンが不足している傾向にあるそうです。
カルニチンの効果と必要性
ダイエット時には筋肉をできるだけ維持した上で、脂肪を燃焼して減らしていく事が大切です。
カルニチンは細胞内でエネルギーを生産する工場であるミトコンドリアという器官に脂肪酸を届けるために使われるので、量が不足してしまうと脂肪燃焼効率が悪くなります。
カルニチンの合成能力は年齢とともに低下し、また男性は女性に比べて不足しやすい傾向にあるため、中年太りに悩んでいる男性ダイエッターの方々にとっては特に重要な成分と言えるのかも知れません。
カルニチンサプリメントの例
ただし、カルニチン自体に痩せる効果があるというわけではないので「飲むだけで痩せる」という幻想は捨てた方が良いでしょう。
いくら脂肪をエネルギーにする仕組みを持っていたとしても、エネルギーを消費するための行動を起こさなければ痩せる事は無いはずです。
研究所長が調べた限りでは、にカルニチンをただ飲んだだけで痩せるという医学的なデータも見つかりませんでした。
カルニチンを含む食品
カルニチンは人間以外の動物体内でも合成されるので、牛肉や豚肉などの食品から補給する事も可能です。
ちなみにカツオには特にカルニチン豊富に含まれているので優先して食べる事をオススメします。カツオはタンパク質も豊富なので肉体改造にはもってこいの食品です^^
逆に動物性タンパク質をあまり食べる機会が無いという人は、サプリメントの利用を考えるべきかもしれません。
(管理人へのご連絡は不要です)