クレアチンの溶かし方
クレアチンの説明書きを見ると、「お湯に溶かして飲んでください。」などと書いてありますよね。
しかし、いざお湯を沸かしてコップに注ぎ、クレアチンを入れて一生懸命混ぜてみたものの、粉末があんまり溶けない・・・という事も多いのではないでしょうか?
実はクレアチンを溶かすにはちょっとしたコツが必要なんです。
クレアチンの溶解温度
水温が何度になったら溶けるか?という温度は物質によって違います。
これを溶解温度と言いますが(ちょっと研究所っぽくなってきましたね!)クレアチンはこの溶解温度がかなり高いのです。
「でも、沸かしたてのお湯を使っても溶けないよ!」
そんな声が聞こえてきそうですね。
実はヤカンやポットなどでお湯を沸騰させていたとしても、コップなどに入れた瞬間に温度が急激に下がってしまうのです。
クレアチンの溶解温度は水の沸点にかなり近い(当研究所調べ)ため、特に冬場などは沸かしたての熱湯を使っても、クレアチンを投入する時点では温度が下がってしまい、いくら混ぜても溶けないという現象が起こります。
効果的な溶かし方
そこで、効果的な溶かし方をご紹介しましょう。
用意するものは文明の利器、電子レンジです。
電子レンジが準備できたら、陶器製のコップ(ガラス製でも大丈夫ですが、陶器の方がお湯が冷めにくいです)に水を入れて電子レンジにかけましょう。
入れる水の量は少なめ、コップの容量の3分の1くらいで十分です。
ぶくぶく沸騰するまで温めます。
お湯を容器に移すときに温度が下がってしまうのが問題なら、容器ごと温めればいいというわけですね。
火傷に注意して取り出したら、素早くクレアチンを投入してすぐに混ぜます。
しばらくかき混ぜて溶け残ってしまうようなら、また電子レンジで少しだけ温めなおして、さらにかき混ぜてみて下さい。
どうです?キレイに溶けましたよね^^
写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、完全に無色透明。クレアチンの粉末は跡形もありません。
溶かした後の飲み方
さて、溶けたのは良いですが、熱湯のまま飲むのは無理ですよね。
かといってこのまま冷めるまで置いておくと、クレアチンがまた結晶になって出くるので、溶かした意味がなくなってしまいます。
そこで、冷たいスポーツドリンク等を注いで飲むことにしましょう。
クレアチンは一度完全に溶けてしまえば、冷たい飲み物などを注いでも大丈夫なので、これでゆっくり飲むことができますね^^
なぜ溶かすのか?
こんな風に手間をかけてまでクレアチンを溶かすのには、大きな理由があります。
実は粉末のままのクレアチンを飲んでも吸収が悪く、消化器官への負担が大きいのです。
そのため粉のまま飲んでも効果が出にくいだけでなくお腹が痛くなったり、ひどい場合は筋肉のけいれんが起こるなどマイナスの作用が出ることがあります。
溶かす時の注意点
クレアチンは水分と結びつきやすい性質があるので、クレアチンが入っている容器を開けたまま湿気にさらしたりしないように気をつけて下さい。
熱湯に粉末を投入した後、湯気で水分の付いたスプーンをそのまま粉末の容器に入れたりするのも当然NGですので気をつけて下さい。
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