ダイエットと目標設定
ダイエットを決心した時には、自分なりのゴールを決めることが多いでしょう。
ダイエットの目標の立て方は人それぞれ違って構わないと思いますが、いくつか注意すべき点もあります。
体重にこだわり過ぎない
ダイエットの目標の立て方として一番多いのは「マイナス○○kg」というものではないでしょうか。
自分のベスト体重をある程度正確に把握できている人や、明らかに肥満と言える人は、もちろん体重も減らすべきです。
しかし、
「憧れの芸能人と同じ体重になりたい!」
「50キロ台の体重に抵抗を感じる・・・。」
といったように、体重だけをターゲットにして目標を立てることはオススメできません。
何度も書くようですが大事なのは体の中身ですし、骨格の構造も人それぞれに違います。
同じ身長・体重でも中身が違えば同じ体型には決してなりません。
さらに、骨格によっても最適な体重は違ってくるわけです。
体重を目安にする場合でも無理な数字を設定せずに、自分自身の体型・体調と相談しながら微調整していく事が大事です。
ちなみに私はダイエットをする時に最終的な目標体重を決めません。
とりあえず数kg体重を落としてみて、その時の体型・体力を確認してからまた少し落とす、という作業を繰り返しています。
短期間で行わない
体の中身を変えるには、それなりに時間が必要です。
基礎知識編にも書いたように人間の体にはその状態を一定に保とうとする性質がありますので、急激に痩せれば痩せるほどリバウンドも起こりやすく、体型を維持することが難しくなります。
痩せた体を維持できなければ本当の意味でのダイエット成功とは言えませんから、ダイエットを始める前から、ゆっくりと焦らずに行えるように計画を立てましょう。
「リバウンドしないために」にも書きましたが、体重でいうと月に5%程度の減量であれば無理なく健康的に行えると思います。
「部分痩せ」を考え過ぎない
脚だけ痩せたい、お腹だけ痩せたい、というような「部分痩せ」については、可能だという説も一応あります。
ですが、少なくとも今は普通の運動や食事制限だけでは難しいと言う意見の方が有力です。
(「部分痩せに成功した」という事例のデータをみていても、非常に疑問の残る内容であることが多いです。)
確かに人間の体には動かしていない部分に脂肪がつきやすいとも言われていますが、ある部分だけを気にしすぎて偏った運動を長く続けていると、体全体の筋力バランスが崩れる恐れもあります。
気になる部分を積極的に運動に参加させることは大事ですが、体全体の筋肉を活性化させてバランス良く運動する事がダイエットの基本だと考えて下さい。
(管理人へのご連絡は不要です)