お酒(アルコール)と筋トレの関係
筋トレで汗を流した後にちょっと一杯・・・・
そんな気分になることもたまにはあるでしょう。
しかしその前に、知っておいてほしい事があります。
お酒を飲みすぎれば体を壊すというだけでなく、実は筋肉にも直接的な影響があるんです。
アルコールが筋肉に与える悪影響
アルコールが筋肉に与える主な影響は次のようなものです。
筋肉の成長を阻害
筋肉を成長させ、大きくするホルモンにテストステロンというものがあります。
これはいわゆる男性ホルモンなのですが、アルコールを飲むとテストステロンの分泌量が下がってしまうのです。
またアルコールを飲むとコルチゾル(コルチゾン)という物質の分泌量が増えますが、このコルチゾルには筋肉を分解する働きがあります。
つまり、筋肉を大きくする物質が減り、筋肉を分解する物質が増えることで筋トレの効果が出づらくなるという悲しい結果を招いてしまうわけです。
もちろんちょっと飲んだだけで全てが台無し、という訳ではないでしょう。
ただし、大量に飲酒した場合、タンパク質を合成する力が40%以上も低下するというデータもあるので、飲みすぎれば深刻な影響が出ると考えられます。
内臓のオーバーワークを引き起こす
筋トレで筋肉を疲労させれば、それを回復させるために内臓にも負担がかかります。
どんなに一生懸命トレーニングしている人でも、時にはまとまった休みを取るほうが良いと言われていますが、これは内臓の疲労を取るためでもあるんです。
そして、アルコールを分解する時にも内臓に負担がかかります。
つまり、体が疲れているや内臓に疲労が溜まっている時に飲みすぎれば、内臓はオーバーワーク(働きすぎ)状態になり、超回復を邪魔してしまう可能性があります。
それでも飲みたい時は
それでもお酒が飲みたい!というお酒好きな人は、出来るだけ筋肉に悪影響が無いように気をつけて飲みましょう。
筋トレ日の飲酒を控え目にする
いつもガマンするのはつらいので、トレーニングで筋肉にダメージを与えた日、つまりトレーニングした日だけお酒を控えるようにします。
たとえ飲むにしても、その量は最小限にしておいたほうがいいでしょう。
タンパク質・ビタミンミネラルを補給する
お酒を飲む時は、タンパク質系の食品も一緒に食べましょう。
タンパク質にはアルコールの吸収をある程度緩やかにしてくれる効果があるそうです。
また、内臓がアルコールを分解する時にもビタミン・ミネラルが余計に必要になるので、サプリメントなどでしっかり補給しましょう。
疲れている時・体調が悪い時は飲まない
筋トレをしない日でも、疲れている日や体調が悪い時は内蔵に負担がかかるのでお酒は飲まないようにしましょう。
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