筋トレ&ダイエット用語集 ア行
アミノ酸スコア、インクライン、インナーマッスルなど、「ア~オ」から始まる筋トレ&ダイエット用語です。
-ア-
RM/アールエム(RM/Repetition Maximum)
筋力トレーニングでの反復回数の限界を示す数値。例えば「1RM」は1回持ち上げられる最大の重さ、つまり最大筋力とほぼ同じになる。
用例:6~8RMの重量のダンベルを選んで下さい。
意味:6~8回持ち上げられる重量のダンベルを選んで下さい。
アイシング(Icing)
氷などで体の特定の部位を冷やすこと。スポーツ中の怪我や酷使した筋肉のダメージを最小限に抑えるために組織の温度を下げる目的で行われる。
1回あたり15~20分、1日に数回氷で冷やす方法が一般的だが、氷が用意できない場合などは流水などで冷やすだけでも応急処置としては十分に効果がある。
⇒「筋肉疲労にアイシング」
アイソメトリック(Isometric)
等張性収縮(筋肉長さを一定にしたまま力を入れること)を利用した運動に用いられる用語。
例えば動かない壁や柱などを力いっぱい押している状態では筋肉の長さは変わらないが筋力は発揮されているわけで、この様な方法でのトレーニングはアイソメトリック・トレーニングと呼ばれている。
⇒「アイソメトリクス・トレーニング」
アイソレーション(Isolation)
元々は独立・分離などの意味。筋トレでは特定の部分に集中して行う事を表現する場合に使われる。
用例:アームカールは上腕二頭筋のアイソレーション種目です
意味:アームカールは上腕二頭筋だけを集中して鍛えられる種目です。
アキレス腱(Achilles Tendon)
ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)と足の骨をつなぐ組織。人体を構成する腱の中ではもっとも大きいが、構造的に強い力がかかるため、断裂などの障害を起こしやすい部位でもある。アキレスというのは元々物語に出てくる人物で、かかとに矢を受けて死んだというエピソードがある。
アクチン(Actin)
筋肉を構成しているタンパク質の一種。
ミオシンがATPと呼ばれる生体エネルギーを消費してこのアクチンを引っ張る事により、筋収縮が引き起こされる。
動物細胞の筋肉に存在するタンパク質のうち、約20%程度がアクチンであるとされている。
アドレナリン(Adrenaline)
副腎髄質から分泌される神経伝達物質の一種で、心拍数を上げる・呼吸が荒くなる・血管の拡張により筋力を一時的に増大させるなど、肉体を興奮状態にする作用を持っている。
筋力トレーニングにおいて心拍数が高くなっている状態の時もアドレナリンの分泌量が増えている状態である。
身に危険が迫った時などに発揮される「火事場の馬鹿力」の要因の一つは、このアドレナリンの作用であると考えられている。
アップライト(Upright)
直訳すると「直立」のこと。トレーニングでは背すじをまっすぐに伸ばして立ち、顔を正面に向けた姿勢のことを言う。
例えばアップライトローイングは直立して正面を向いたままウェイトを上方に引き上げる種目。
アナボリック(Anabolic)
同化、つまり栄養を取り込んで体の組織を合成する事を意味する言葉。
ちなみに、アナボリックステロイドはタンパク質から筋肉を合成する反応を促進する薬物(いわゆる筋肉増強剤)である。
アミノ酸スコア(Amino Acid Score)
その食品に含まれるアミノ酸のバランスがどれだけ人体にとって理想的かということを示す値。100が最高値で、これが高いほど体内で効率よく利用できる という事になる。タンパク質系サプリメントはほとんどの場合アミノ酸スコア100に調製して販売されている。
アンダー・グリップ(Under Grip)
逆手で物を握ること。例えば懸垂の場合、手のひらを上に向けて下からバーを握る場合の握り方を言う。
-イ-
インクライン(Incline)
斜面・勾配の意味。筋トレでは傾斜のついたベンチ(頭が上になる)で行うトレーニング種目の名称としてよく使われる。
例えば、インクライン・ベンチプレスは頭側が高くなるように傾斜がついたベンチを使って行うベンチプレス。
インターバル(Interval)
直訳すると「間隔」のこと。トレーニングやスポーツではセット間の休憩時間や、有酸素系トレーニング中にあえて強度を落とす時間帯などを指す。
インナーマッスル(Inner Muscle)
関節を回転させる時や姿勢の維持、骨格の位置調整などに関わる小さな筋肉の総称。体の深部にある事が多いのでインナー(内側の)筋肉と呼ばれる。
一般的な筋力トレーニングで鍛える大きな筋肉(アウターマッスル)とのバランスを取る事が障害防止に重要である。
-ウ-
ウェイトスタック(Weight Stack)
Stackという言葉には「積み重ねたもの」という様な意味がある(らしい)ピンの差し替えなどで負荷を簡単に切り替えられるタイプのマシンはウェイトスタック式のマシンと呼ばれる。
ウォーターローディング(Water Loading)
水分を十分に摂取することで体の機能を維持し、スポーツやトレーニングで十分なパフォーマンスを発揮できる ように調製する事。ただ沢山の水分を補給するのではなく、時間や量を決めて計画的に水分補給を行なうことをウォータ ーローディングと呼ぶ。
-エ-
エキセントリック(Eccentric)
筋肉が引き伸ばされながら力を発揮している状態を示す用語。
例えばアームカールを行う場合、ダンベルを持った腕を伸ばしていく動作では力を入れながら上腕二頭筋を伸ばしていく事になり、このような状態をエキセントリックな収縮と呼ぶ。(ネガティブ動作」と呼ばれる事もある。)
NSCA(National Strength and Conditioning Association)
1978年にアメリカで設立されスポーツ・フィットネスに関する研究をしている団体。 世界60カ国、会員数17000超という大きな組織で、トレーナーの資格認定なども行っている
MRP(Meal Replacement Powder)
トレーニングやスポーツを行っている人のために、タンパク質・糖質・ビタミンミネラルなどの栄養素をバランスよく配合した食品。
MRPといえばその名の通り粉末(powder)を飲み物に溶かす物のことを指すが、最近は固形、ゼリー状など色々なタイプのバランス調製栄養食品も多数発売されていて、これらもMRPと同じように使用されている。
-オ-
オルタネイト・グリップ(Alternate Grip)
片方の腕を逆手、片方の腕を順手にしてバーを持つこと。重いウェイトを扱う事ができるため、デッドリフト等で用いられる事が多い。
オーバー・グリップ(Over Grip)
順手のこと。例えば懸垂の場合、手の甲を上に向けて上からバーを握る場合の握り方を言う。
オーバーロードの原則(Overload Principle)
日本語では「漸進性(ぜんしんせい)の法則」と呼ばれる。
トレーニングに慣れるに従って能力が高まり、それに伴ってトレーニングレベルを高めていく必要があるという法則。例えば筋力トレーニングで効果を上げ続けるには、筋力が向上するに従って扱うウェイトも重くしていかなければならない。
オールアウト(All Out)
全力を出し切った状態。トレーニングでは自分自身を追い込んで、オールアウトの状態にするのが効果的だとされている。
用例:腕立て伏せをやったら、100回くらいでオールアウト状態になった。
意味:腕立て伏せをやったら、100回くらいで筋力を完全に使い果たした。
オルタネイト(Alternate)
左右交互に行なう動作種目に用いられる言葉。例えばダンベルカールを行うときに左右交互腕を曲げるようにして行った場合、「オルタネイト・ダンベルカール」と呼ばれる種目になる。
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