筋トレ&ダイエット用語集 カ行
-カ-
カーフ(Calf)
下腿三頭筋のこと。ふくらはぎ部分に位置し、足首を伸ばす時に収縮する筋肉である。ヒラメ筋・腓腹筋・アキレス腱の3つで構成されていて、特にアキレス腱には大きな力がかかるため断裂等の障害に注意が必要である。
カーボ(Carbo)
糖質(炭水化物)のこと。人体においては主に体の各組織を動かすためのエネルギー源として用いられる栄養素である。
また、脳が働くために不可欠な成分であるため、スポーツにおける判断力を保つためにも重要である。
カーディオ(Cardio)
有酸素系の運動種目や器具の名前として使われる場合が多い単語で、語源はギリシャ語で「心臓」という説が有力。
「カーディオ・エク ササイズ」は心拍数を管理して行なう有酸素系の運動を指し、「カーディオバイク」はエアロバイクとほぼ同じ意味で使われる。
加圧トレーニング(Kaatu training)
「Kaatu」の部分は「加圧」を語源とした固有名詞(商標?)。
サトウスポーツの佐藤 義昭 氏によって考案された特殊なトレーニング。腕や脚の付け根の血流を特殊なバンドで制限する事により、一時的に筋肉を高乳酸状態にすることで成長ホルモンの分泌を促進するトレーニング方法。
重いウェイトを使わなくても筋肥大効果が得られるため、リハビリをはじめスポーツ選手のトレーニング法としても注目されている。
⇒「加圧トレーニング」
可動域(Range of motion)
関節を曲げ伸ばしする時の動作範囲。ストレッチなどで柔軟性を高めると可動域は広く(大きく)なる。
カロリー(Calorie)
エネルギーの単位の一種で、食品で補給するエネルギー量や運動によって消費されるエネルギー量を表す単位として用いられる。
カロリーは熱量として表され、1カロリーの熱量で1mLの水の温度を1℃上昇させることができる。
ちなみに栄養素別のカロリー(1gあたり)は糖質が約4000cal(4kcal)、脂質が約9000cal(9kcal)、タンパク質が約4000cal(4kcal)である。
-キ-
基礎代謝(Basal metabolic rate)
運動などで体を動かさなくても消費されるエネルギー。この値が大きいほど消費されるエ ネルギーの量が大きくなり、結果的に太りにくくなる。トレーニングによって筋肉の量を 増やす事で基礎代謝を大きくできる。
拮抗筋(Antagonist)
直訳すると「敵対者」とも訳される言葉(笑)。
筋力トレーニング用語では『真逆の働きをする筋肉』。拮抗筋同士のバランス が崩れると怪我をしやすくなったり、スポーツのパフォーマンスが低下すると言われている。
例:上腕二頭筋(ヒジを曲げる)の拮抗筋は上腕三等筋(ヒジを伸ばす)である。
共働筋(Force couple)
特定の動作を行なう際に主動筋の働きを助ける役割を担う筋肉。例えばベンチプレスでは大胸筋が主動筋になるが、三角筋や上腕三頭筋が共働筋として働いている。
筋痙攣(Muscle cramp)
筋肉が「つる」という症状、別名「こむら返り」。筋肉が痛みを伴って一定時間強い硬直を起こす。
健康であっても過度の運動や水分、ミネラル分の不足などで起こることがあるが、頻繁に痙攣が起こる場合は神経過敏や腎臓病などの可能性も考えられるため注意が必要である。運動によって引き起こされる筋痙攣は、その部分の筋肉を休ませ、十分な水分・ミネラル分を補給することで回復を促すと良い。
筋ポンプ作用(Milking action)
英語名の”ミルキシング”とは牛の乳搾り(搾乳)のこと。
筋肉の収縮によって血管に圧力がかかる事によって、搾乳のように血行が促進される作用。
人間は立っている時には重力の影響により血液が足の方に留まりやすくなるが、筋ポンプ作用によって血液を押し上げることで血液の循環を保っている。
このため、下半身の筋力が低下すると血行不良を起こしやすくなる。
また、長時間同じ姿勢でいることでも筋ポンプ作用が働きづらくなるので注意が必要。
-ク-
クランチ(Crunch)
クランチとは「圧縮する」という意味。
床に仰向けになった状態で、上半身を起こすのではなく腹筋を収縮させて体をイモ虫のように丸めて行う腹筋運動の一種。
腰に負担がかかりにくく特に器具などを必要としないため、人気の高い筋力トレーニング種目である。
⇒筋トレ:腹筋
クールダウン(Cool Down)
トレーニング後に行う整理運動のこと。
強度の低い有酸素運動を一定時間行うことによって血行を促進し、疲労物質を除去する効果がある。
また、運動の強度を徐々に落としていくことによって血圧や神経の興奮を無理の無いペースで通常の状態に戻すため、心臓などへの負担を軽減する上でも重要な作業である。
クローズド(Closed)
「閉じた」という意味の言葉。
筋力トレーニング用語としては、ナローよりもグリップ幅を狭くして(両手のグリップ位置をほぼくっつけた状態で)行うクローズドグリップ・ベンチプレスや、極めて狭い足幅で行うクローズドスタンス・スクワットなどに用いられる。
-ケ-
結合組織(Connective Tissue)
体の色々な器官・組織の形を維持したり、文字通りそれぞれをつなぐ役割をはたしている組織の総称で、支持組織とも呼ばれている。
筋力トレーニングやダイエットにおいては軟骨や腱・じん帯など、運動に深く関わっている組織に対して使われることが多い。
ケトルベル(Kettlebell)
ケトル=ヤカンのような形をした筋力トレーニング用器具。取っ手の先に重心があるため、動作の方法によって同じ重量のダンベルや鉄アレイよりも強い負荷をかけることが出来る。
また、構造的に安定しているためウェイトを振り上げるような動作のトレーニングにも適している。
-コ-
コア種目(Core Event)
運動の中心となる体幹筋などを鍛える筋力トレーニング種目の総称。
ベンチプレスやラットプルダウン、スクワットなどの複合関節種目のほか、クランチなどが該当する。
コア種目以外のトレーニング種目は補助種目と呼ばれることがある
恒常性(Constancy)
「ホメオスタシス」とも呼ばれ、人体が環境の変化に関わらずその状態を一定に保とうとする性質。
例えば気温が変化しても体温が一定に保たれたり、酢などを飲んでも血液のpHが酸性にならないのは人体がこの恒常性を持っているからである。
本来、恒常性は生存のために無くてはならない機能だが、ダイエット時に少しの食事制限では体重が減らないといったように不都合に働く場合もある。
コンパウンドセット法(Compound sets training)
2種目以上のトレーニング種目を1つの筋肉に対して連続的に行う筋力トレーニングの方法。
例えば、トライセプス・エクステンションとトライセプス・キックバックを連続で行う方法などはコンパウンド・セット法の一例である。
筋肉に大きな刺激があたえられるため、筋肥大に有効な方法とされている。
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