体重推移の管理方法
さて、体重を正しく測ることが出来たら、今度はその体重がどう変化して行っているかを判断する段階に入ります。
とはいえ、体重というものは毎日、いや一日の中でも刻一刻と変化していて、一直線に目標値に近づく訳ではありません。
なので、日々のちょっとした変化に惑わされないようにする必要があるわけです。
移動平均管理法
実はちょっとした誤差にまどわされずに体重の増減を正しく判断するための便利な方法があります。
その方法とは、常に過去1週間の平均値を記録していく方法です。
言葉だけではイメージしづらいと思いますので、具体例を書いてみましょう。
例えば今日が6月18日で、過去6日前、日付では6月12日(合計1週間)の体重が次の通りだったとします。
そうすると、過去1週間の体重の平均は6月18日から6月12日までの全ての体重を足して7で割ればいいわけですから、67.84kgになります。
さて、ここからが重要です。
1日たって6月19日になったら、もう6月12日のデータは使いません。
今度は6月13日~6月19日の平均を計算するのです。
そうすると結果は67.77kgになります。
このようにして、常に平均値を計算する期間を変えて行く平均の取り方は移動平均と呼ばれていて、元々株や為替(1ドル○○円、とかいうアレです)の大まかな動きをつかむ場合によく使われています
一定期間の平均で数値を出しているために、何らかの原因で1日くらい特殊なデータが入り込んでも、移動平均で計算した数字の変動はゆるやかです。
長期的な変動を把握する
論より証拠、移動平均をグラフ化したものを見てみましょう。
これは研究所長が実際にダイエットを行っていた時の体重を記録したものです。
紺色で丸印を直線で結んであるのが体重を表した線ですが、毎日かなり変動していることが分かります。
前半3分の1くらいだけを見たりすれば、ダイエットというよりはむしろ太っているように見えるくらいです(笑)。
日々の体重だけで判断していたら、「何で結果が出ないんだろう・・・」と思ってしまったかも知れません。
しかし、明るい青色の線で表した移動平均は多少の変動はあるものの、ゆるやかに下がっていることが分かります。
毎日多少の増減はあるものの、体重は少しずつ減っていると判断できるのです。
ちなみに7日平均というのは人間の生活サイクルが1週間で変動していることを考慮したものです。
場合によってはもう少し長く設定してもいいかも知れません。
そして日々の体重はデコボコでも、数ヶ月測り続けた体重のグラフは以下のような形になり、体重としては約13kgの減量に成功しました^^。
移動平均のグラグをちょっと遠くから眺めてみると、日々の変化よりも長期的な判断が大事ということが分かると思います。
(管理人へのご連絡は不要です)