体重計の選び方
ベトナムやカンボジアなどでは体重計の普及率が低いため、街角に「体重測り屋さん」がいて有料で体重を測ってくれるそうですが、日本ではほとんどの家庭に体重計があることでしょう。
しかしどうも体重計の数値が信用できない(目を背けたいだけ、という可能性は除く)とか、古くなって買い換えたいという場合もあると思います。
そんなわけで今回は「ダイエットのおとも」である体重計の選び方についてまとめてみることにします。
体重計の選びのポイント
さて、体重計を選ぶ上でのポイントですが、大きく分けて3つあります。
デジタル表示であること
一つ目のポイントは、表示がデジタルであることです。
デジタルでもアナログでも体重計の精度そのものに大きな差はありません。
ですが、アナログ式の体重計は立ったりしゃがんだりするときに針が揺れてしまい、一人で目盛りを読み取るのがけっこう大変です。
ユラユラ揺れる針にイライラしたり、「大体70kgくらいだろう」とアバウトに判断して記録するよりは、デジタル表示の体重計に文字通り「機械的に」数字を出してもらったほうが数値の管理がしやすくなります。
測定目盛りが細かいこと
旧式のデジタル体重計の中には、測定単位が500gくらいのものがあったりします。
500gきざみの体重計でも体重が計れないわけではないのですが、かなりアバウトな数値になってしまいます。
ダイエット時には体重が変動しながらほんの少しずつ減っていくことになるので、せめて100g単位、できれば50g単位で測れるものを用意したほうが良いです。
体脂肪率測定はオマケ
体重計メーカーの方には申し訳ないのですが、研究所長はダイエットをするにあたって体重計に体脂肪率測定機能は不要だと考えています。
それはなぜかというと、体脂肪率が数値として表示されるとどうしてもそれに惑わされやすくなるからです。
「体脂肪計の正確性」でも書いたとおり一般的に売られているインピーダンス(電気抵抗)式の体脂肪計は体内の水分量やイオンの状態によって一定の誤差が出ます。
だからせっかくダイエットしているのに、
「体重が減ったのに体重が増えてる!筋肉だけ減ってしまったんだろうか・・・」
なんてガッカリしてしまったりする人が多いのです。
正しい方法でダイエットしていれば体重とともに必ず体脂肪率は減りますので、体脂肪計がはじき出す体脂肪率は目安程度のものでしかありません。
時々体脂肪を測ることはダイエットの効果確認に有効ですが、高いお金を払ってまで高性能な体脂肪率測定機能が付いている体脂肪計を買う意味はあまり無いと思います。
なお、すでに体脂肪計つきの体重計を持っているという人は、体脂肪率が表示される前にさっさと体重計から下りてしまえば、数字に惑わされずに済むでしょう(笑)
もちろん体脂肪計の日々の変動くらいでは心を乱されない精神力の持ち主なら、体重と一緒に体脂肪を記録しておいてもいいんですけどね。
(管理人へのご連絡は不要です)