関節の痛みと栄養素

筋力トレーニングや有酸素運動を習慣的に行っていると、どうしても腱や関節の部分に負担がかかってきます。

特に長年体を鍛えている人は、調子が悪いと方やヒジ・ヒザなどの関節が痛むという人は少なくないようです。

そんな時には運動の内容や頻度を変えたり、インナーマッスルを鍛えることも重要ですが、もう一つ忘れてはいけないのが骨や軟骨、関節を回復させるのに必要な栄養をしっかりと摂ることでしょう。

関節の構造

というわけで、今回は関節の障害を防止したり、痛みや違和感などを緩和する効果が期待できると話題になっている物質、グルコサミンとコンドロイチンについてまとめてみたいと思います。

グルコサミン

グルコサミンは軟骨や腱、じん帯などを作るために必要な成分です。

人間の体内でも合成が可能ですが、年をとることで体内で合成できる量が減ったり、激しい運動などで繰り返し関節に負荷がかったりすると必要な量が増えて不足したりする場合があります。

自然の食品としてはカニやエビなどの殻の成分(キチン質)に豊富に含まれていますが、意識して摂らないと食品から摂取する量を増やすのはなかなか難しいかもしれません。

カニとグルコサミン

なお、グルコサミンは欧米では軟骨の形成異常によって起こる関節炎や変形関節症の治療にも用いられているそうです。

コンドロイチン

コンドロイチンもグルコサミンと同様に、骨格の軟骨部分を造るために、また関節の中で潤滑油のような働きをする関節液の成分として重要な物質です。

体内でも合成できますが、加齢や関節の消耗などによって量が不足することがあります。

軟骨は関節がスムーズに動くためのクッションの役割をはたしている重要な構造なので、「関節の痛みに悩むあなたに!」というようなキャッチコピーのサプリメントにはグルコサミンやコンドロイチンの両方が含まれている事が多いようです。

コンドロイチンは粘り気のある海藻類や山芋などの食品にも含まれていますが、やっぱり量が少ないため天然の食品だけでたくさん摂るのは難しいとされています。

海草とコンドロイチン

サプリメントと含有量の問題

グルコサミンやコンドロイチンは最近かなり注目されている成分なので、これらを含んだサプリメントも色々な会社から発売されています。

しかし、一説には「効果を得るには含有量が不十分」と言われている製品もあるようで、サプリメントを名前やキャッチコピーだけで購入するのは危ないかもしれません。

特にコストがかかるコンドロイチン(通常はコンドロイチン硫酸として配合)に関しては、あいまいな表記の商品も多いからです。

単純に「コンドロイチン硫酸含有物を配合」というように有効成分がどれくらい入っているかが分からないものを購入するのはやめておいた方がいいでしょう。

ちなみに研究所長は疲れが溜まると右ヒジに軽い痛みを感じる事が多いので、とりあえず馴染みのあるザバスのサプリメントを飲んでみることにしました。

なお、使用感や効果については、関節保護サプリメントのページでレポートしてみましたので、どうか参考にしてください。

サプリメント研究室TOPへ
↑ここをクリックすると「サプリメント研究室」のトップに移動できます。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP