薬とサプリメントの飲み合わせ

筋力トレーニングやダイエットで肉体改造を行っている人の中には、体質的に薬が手放せなかったり、運動や食事療法と併行してお医者さんから処方される薬を飲まなければならないという人もいるでしょう。

そんな時、医薬品やサプリメントの種類によっては、一緒に飲むことで「飲み合わせによる作用」が発生する場合があるので注意が必要です。

悪い飲み合わせ(相互作用)の具体例

それでは参考までに、薬とサプリメントを悪い飲み合わせの具体例をご紹介しましょう。

ただし、同じ目的を持った医薬品でも、その成分には複数の種類があり、含有されている薬品やメーカーによっては作用が違ってくる場合もあります。

サプリメントと薬の組み合わせによっては、マイナスの相互作用が起こることもあります

サプリメントと医薬品を両方飲まなくてはならない人は、必ずお医者さんや薬剤師さんに「一緒に飲んで問題ないか?」ということと、「どんなタイミングで飲むべきか?」ということを確認するようにしてください。

また、最近はサプリメントメーカーのwebサイトや問い合わせ窓口でも、薬とサプリメントにの飲み合わせに関する情報を提供していることがあるようです。

骨粗しょう症治療薬+カルシウム

骨が弱くなる骨粗しょう症の治療薬とカルシウムを豊富に含むサプリメントを一緒に摂ると、カルシウムの影響で骨粗しょう症の薬の吸収が阻害されて、効果が低下する場合があります。

骨が弱くなってしまう症状を抑える薬と、骨を作る材料の一つであるカルシウムの飲み合わせが悪いというのは何とも皮肉な話ではありますが、両方を飲んでいる人は時間をずらすなどの対策を取りましょう。

ビタミンAと抗生物質

感染症を抑えるための薬である抗生物質とビタミンAのサプリメントを同時に摂ると、副作用によって頭痛が誘発されることがあるそうです。

なお、抗生物質にはいくつかの種類があり、ビタミンAと相性が悪いのは「テトラサイクリン系」と呼ばれるタイプの抗生物質です。

また、テトラサイクリン系の抗生物質は鉄分やマグネシウムなどミネラル系のサプリメントとも相性が悪い(効果が低下する)ので注意してください。

ビタミンCと利尿薬

利尿剤とビタミンCのサプリメントを同時に摂ると、腎臓や尿路結石が出来やすくなることがあります。

ビタミンCも利尿剤もそれぞれ単体では結石を予防する効果があるので、上のカルシウムと同じように皮肉な飲み合わせパターンと言えそうです。

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