バスケットボール選手の食事・栄養学

今回の食事・栄養学は人気スポーツの一つ、バスケットボールです。

バスケットボール部は殆んどの学校にありますし、ゴール一つあれば狭いスペースでも3on3などを楽しむ事が出来るスポーツなので、さぞかし競技人口も多い事でしょう。

バスケットボール用ゴール

バスケットボールの運動特性

バスケットボールの運動特性として特徴的なのが、単位時間あたりの運動量の多さです。

これはつまり運動の「密度」が高いということで、野球やサッカーなどと比較してもダッシュや方向転換、ジャンプなど強度の高い運動を短時間の間に何度も繰り返す過酷な競技と言えるでしょう。

試合時間が10分(ルールによっては8~12分)毎に区切られてはいますが、逆に言えば鍛え上げた体の持ち主でさえ10分程度が限界になる運動を何サイクルも繰り返すわけです。

バスケットボールは極めて運動強度の高い競技です

このため、バスケットボールの試合で十分な能力を発揮するには、高強度の運動を持続するためのスタミナが要求されることになります。

バスケットボール選手の食事と栄養補給

バスケットボールの様に強度の高い運動を行う場合、休養時と練習・試合時など状況によって栄養摂取の方法を大きく変える必要があると思います。
そこで、や試合前・後など、それぞれの局面での栄養補給を個別に考えてみましょう。

休養時の栄養補給

ここでいう休養時とは、練習や試合などで激しい運動をする時を除いた普段の生活を意味しています。

基本的にバスケットボール選手の場合も、休養時には「体を作るための栄養素を摂取する」のが基本ですから、全体的なバランスを考えた上で体の材料になるタンパク質などが不足しないように注意しましょう。

試合・練習前の栄養補給

試合や試合形式に近い練習を行う場合、直前にタンパク質や脂質の多い食事をすると内臓に負担がかかり、吐き気をもよおしたり腹痛を起こしたりする可能性があります。

バスケットボール

しっかり食事をするのは運動前の3~4時間前までにして、試合や練習の直前にはスポーツドリンクや水などで水分・糖質を補給するだけに留めましょう。

試合中・練習中の栄養補給

ハーフタイムやピリオド間、練習中の休憩についても試合前とほぼ同様で、汗で失った水分やミネラル、運動によって消費した糖質の補給がメインになります。

スポーツドリンクやジュースなどでの栄養補給が理想的ですが、必要以上の糖分が含まれたドリンクを飲んでしまうと、浸透圧の関係で体力を消耗する場合があるので注意して下さい。

試合後・練習後の栄養補給

試合や激しい練習の直後はハーフタイムや練習中の休憩とほぼ同様で、直前に失われた水分やミネラル・糖質の補給が主となります。

ただ、既に体を動かす必要が無くなっているわけですから、胃腸に負担のかからない量であれば果物やチョコレートなど脂肪分や繊維質を含んだ物を食べても問題は無いと思います。

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