自宅ジムの床について考える

ホームジムを作るにあたって、まずは器具などを選ぶ前に、部屋をどうするかを考えていくことにしましょう。

今回ホームジムにするのはこの部屋。

事務にする部屋

あるマンションの一室で、壁は石膏の板に壁紙を貼った「ボード壁」です。

今は戸建てでもマンションでも、一番多いのがこのパターンでしょう。

床は「CF」と呼ばれるフローリング調のクッションフロア。

ちなみにクッションフロアというのは、布やビニールなど、クッション性のある人工素材でできた床に木目などが印刷された床のことです。

天然の木材ほど高級感は無いけれど、音が響きにくくメンテナンスが簡単、しかも安いので、庶民的な住宅の洋室にはほとんどこれが使われています。

広さは約6畳くらい。

つまり、これ以上無いくらい「ありふれた部屋」ということですね(笑)。

床のキズ防止と防音対策

トレーニングマシンやベンチ、ダンベルやウェイトプレートなどを置くことを考えると、床に何も敷かないというわけにはいきません。

そのままだと床が傷だらけになるし、仮にそれが気にならなかったとしても、ウェイトを下ろした時などの音が周りの迷惑になるかもしれないからです。

ただし、何十万円もかけて本格的な防音工事をするのは現実的ではないでしょう。

そもそも筋トレで音が振動が発生するのはウェイトをラックや床に下ろした時くらいです。

それらの動作を丁寧にやれば、子供が走り回る部屋よりもはるかに静かなので、今回は市販のクッション材を敷き詰める事にしました。

万が一ウェイトを落としたときでも床のダメージを最小限に抑えることができますし、ストレッチや腕立て伏せなどをやる場合にも便利です。

ホームジムに最適なクッション材は?

一口に床に敷くクッション材といっても、かなり色々な種類があり性質も値段も大きく違います。

例えばスポーツジムやボディビルジムなどによく敷き詰められている硬質ゴムのマットは、高性能だけど非常に高価。

6畳くらいの部屋に敷き詰めるとすると材料費だけでも10万円以上かかり、部屋の形にあわせてカットするにも、それなりの道具が必要になります。

逆にカーペットなどのような薄い素材だと、手軽ではあっても衝撃吸収力が弱くやや不安です。

そこで、
・クッション性と防音性に優れていること
・敷き詰め作業の難易度が低いこと
・コストが安いこと

を考慮してこのマットを購入することにしました。

フロアマット

厚さは1cm。
正方形で、一辺の長さが30センチちょっとです。

ホームセンターなどでもよく売られているジョイントマットと同じEVAという素材でできていますが、ベンチやトレーニングマシンを置くことを想定して作られているのでやや硬(硬度55)めになっています。

一般的な住宅では出入り口やクローゼットなどの下に2センチ程度の隙間があるので、厚さ1cmのマットであれば、ドアの開閉部分にも隙間なく敷き詰めることができます。

また、EVAはカッターで割りと簡単にカットできるので、部屋の形や敷く場所に合わせて細かく形を調節できるのも大きな利点です。

敷き詰めたところがこんな感じ。

フロアマット

予めこんな風に、部屋に敷き詰めたときの枚数を計算してから購入するといいでしょう。

フロアマットの枚数

端っこの方にできる空白は、部屋の形にカットして余った切れ端を使って埋めておくと、マットが床の上で横滑りしにくくなります。

上を歩き回ってみても足が大きく沈んでしまうこともなく、なかなかいい感じです。

なお、上の写真でマットの下に見えるのは、防カビ・調湿機能のある紙製のマットです。

必須というわけではありませんが、基本的にはマットを敷きっぱなしにするので、今回は万全を期して敷き詰めておきました。
(滑ってズレないように、床に両面テープで貼り付けてあります)

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