自宅ジムに置くトレーニング器具を選ぶ
自宅ジムに改造する部屋の準備が整ったところで、次はメインとなるトレーニング器具を選んでいきましょう。
ベンチプレスやスクワットのように、ある程度の重量を扱う筋トレをするためには筋トレ器具が必要ですが、その種類にはいくつかの選択肢があります。
そこでまずは、それぞれの長所や短所について列挙してみました。
パワーラック
ハードなフリーウェイトトレーニングを行う上で定番になっているのが、太い鉄骨で組み上げられたパワーラックです。
パワーラックとベンチがあれば、高重量でたくさんの種目を行うことができるのが最大の長所でしょう。
構造が単純なので、値段もそれほど高くありません。
しかし、かなり大きいので場所を取るというのが大きな欠点です。
また、バーベルに重いプレートをセットするには、左右のバランスにも気を使わないといけません。
スミスマシン
バーベルのバーーがレールに固定されている構造のスミスマシンも、高重量トレーニングの定番アイテムの一つです。
パワーラックよりは場所を取らず、片側だけにウェイトをセットしてもバーベルがひっくり返ったりしないという長所を持っています。
ただし、ウェイトを上げ下げする軌道が固定されるのでパワーラックに比べるとトレーニング種目が限られるというデメリットや、構造によっては値段が高いというデメリットがあります。
また、パワーリフティングなどの競技のために練習する人にとっては、「左右のバランスを取る必要がない」ということも(バランスのトレーニングにならないという意味で)デメリットと言えるかもしれません。
多機能マシン・種目別マシン
1台で色々な筋トレ種目に使える筋トレ用マシンは、比較的狭い場所でもトレーニングが可能になるというのが最大のメリットです。
ただし、数万円で購入できるような家庭用のマシンは問題外。
大抵は作りがお粗末な上に、動作範囲が限られていたり、重量の上限が限られていて使い物になりません。
逆に高機能な業務用のマシンは100万円以上の値段のものもザラで、本体重量も自動車並みになってしまいます。
種目ごとに数種類のマシンを揃えるという手もありますが、かなりのスペースが必要になるでしょう。
コンセプトに合うものをチョイス
「ホームジム作成計画始動!」に書いたとおり、今回ホームジムに改造する部屋は広さが6畳程度しかない、ごく普通のマンションの一室です。
パワーラックを置くことが「不可能」というほど狭くはないですが、無理に置けば周りの空間が非常に狭くなり、準備運動やウェイトの付け外しの時にかなり不便な思いをすることになるでしょう。
同様に種目別にマシンのを揃えるというのも場所的に無理ですし、床を傷める可能性があるような業務用の多機能マシンを置くのも現実的ではありません。
(本気でやろうとすれば、床の補強工事を行った上でマンションの管理組合に重量物設置の許可をもらった上で機材を購入する必要があり、トータルの費用は安くても200万円くらいになると思います)
というわけで今回は、スミスマシンに的を絞って具体的な器具の選定に入ることにしましょう。
(管理人へのご連絡は不要です)