ホームジムのためのトレーニングベンチ選び

前回の記事でスミスマシンが完成したので、今度はベンチを選んでいくことにしましょう。

スミスマシンとウェイト、そしてベンチさえあれば筋トレのほとんどの基本種目はこなせるので、マシンの使用感を確かめるためにもさっさとベンチを用意していきたいところです。

スミスマシンと同様、まずはトレーニング用のベンチの種別を確認した上で、今回のベンチ選びの基準を決めていくことにします。

ベンチのタイプ

と、最初に大まかにベンチの種類をまとめておきたいと思います。

アジャスタブルベンチ

最も色々なトレーニングが可能になるのがアジャスタブルベンチです。

アジャスタブルベンチというのは角度が調節(アジャスト)できるベンチの総称です。

最も用途が広いのは、座面が床と水平(フラット)以外にも、インクライン(頭が上がった状態)からデクライン(頭が下がった状態)まで幅広く調整できるタイプのものです。

その他によく見かけるのとしてはインクライン・ベンチと呼ばれるものがあります。

インクライン・ベンチはその名の通り水平からインクライン(頭が上がった状態)までの角度をカバーしているベンチです(たまにインクライン専用のものもありますが)

アジャスタブルベンチは角度を調整できるように、座面と背もたれのパーツが別々になっていて、その部分を動かしたり固定したりできるようになっています。

角度を変えるだけで多彩なトレーニングができるのは大きな長所ですが、欠点としては構造がやや複雑で重量が重いこと、値段が高いことなどがあげられます。

フラットベンチ

最もオーソドックスなタイプのベンチで、ベンチの座面が床に対して水平の状態で固定されています。

角度を変えて使うことができない反面、構造がシンプルなので非常に丈夫で、しかもベンチそのものの重量が軽いという長所があります。

また、単純な作りである分だけ値段も安く、1万円以下でも色々なメーカーの製品を購入することが可能です。

折りたたみ(フォールディング)ベンチ

基本的な形と用途はフラットベンチと同じですが、脚の部分が折りたためるようになっているのがフォールディングベンチです。

使う時以外は小さくたたんで収納できる上に、重量が軽くて移動させるのが楽チンなので、限られたスペースで使うには適しています。

ただしその反面、フラットベンチのようにフレームが固定されていない分だけ、ややガタつきやすいという欠点があります。

また、これはケースバイケースですが、耐久性に問題があるベンチも売られています。

中には標準的な体格の人(60kgから70kgくらい)がダンベルを持って寝転がっただけで表示されている重量限界を超えてしまうものもあるので、その点には注意が必要です。(上記写真の製品は、200kgまで耐えられるそうです)

今回のベンチ選びのコンセプト

今回作成中のホームジムに設置するスミスマシンは、50mm経のプレートをセットする比較的本格的なものです。

ベンチプレスやスクワットなど、それなりの重量をセットして使うことを考えると、フォールディングベンチを使うことは避けたほうがいいでしょう。

そうするとアジャスタブルベンチかフラットベンチかということになるわけですが・・・

種目によってベンチを移動させる必要があるため、重量のあるアジャスタブルベンチはやや不便だと思います。

というわけで、今回はシンプルかつ丈夫で値段も安い(ココ、重要です(笑))フラットベンチに絞って選んでいくことにしましょう。

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