パーシャルレンジ(Partial range)
フルレンジとは逆に、限定された可動域を指す言葉。例えばベンチプレスを行なう場合にバーベルシャフトを胸まで下ろさずに、肘を少し曲げた状態からすぐウェイトを押し上げるような動作をパーシャルレンジでの動作と 呼ぶ。
バーン(Burn)
激しい運動により筋肉に乳酸が溜まり、文字通り筋肉に焼け付くような感覚を覚えること。特に低負荷で回数の多い無酸素運動によって引き起こされやすい。
ハックスクワット(Hack Squat)
主にハックスクワットマシンという専用のトレーニングマシンで行われる脚の筋力トレーニング種目。
通常のスクワットと違い、体重を後方にあずけるようにして行うため、腰に負担がかかりにくいなどの利点がある。
種目名の「ハック」とは1900年代初頭に活躍したエストニア生まれのプロレスラー、ジョージ・ハッケンシュミットに由来している。
バルク(Bulk)
大きな体積・容積を示す単語で、筋力トレーニングにおいては筋肥大=バルクアップというように筋肉の太さ・大きさ(筋肉の量)を表す言葉として用いられる。
ボディビルの大会などでは、筋量を誉める意味で「ナイスバルク!」などという掛け声がかかることもある。
パワーラック(Power Rack)
鉄骨で直方体の形に組み上げられた筋力トレーニング用の器具。
セーフティーバーをセットする事で高重量のバーベル・トレーニングを安全に行うことができ、また1つのパワーラックでベンチプレスやスクワット、チニングなど様々な筋力トレーニングが可能になるため、上級者トレーニーに愛好者が多い。
必須アミノ酸(Essential amino acid)
人体を構成する約20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できない特定のアミノ酸。
バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、スレオニン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、トリプトファンがあり、これらは食事から補給する必要がある。
ピーキング(Peaking)
トレーニングの内容を競技本番に備えて調整する事。
テーパリングと同義に使われることもある用語だが、重量挙げ等のパワースポーツで本番に合わせて高重量に切り替えていく様な場合をピーキング、疲労除去の為 にトレーニング頻度を落とす場合をテーパリングと呼ぶ事が多い。
ピラミッド・セット法(Pyramid set method)
軽い重量でのセットからトレーニングを開始し、その後セット数が増えるごとに重量を増やして、ある一定の重量に達したら今後はセットが進むごとにウェイトを減らしていくというトレーニング方法。
例えば、 40kg→60kg→80kg→100kg→80kg→60kg→40kg
と重量を切り替えながら行う方法がピラミッドセット法になる。
疲労骨折(Stress fracture)
骨の一部に継続的なストレスがかかることにより、回復速度が追いつかずに骨に亀裂などが入ったり折れてしまう症状。
オーバートレーニングに陥ると疲労骨折を起こしやすくなるので注意が必要である。
不随意筋(Involuntary Muscle)
自分の意思で動かせない筋肉。
たとえば心臓の筋肉や眼球(瞳孔)の筋肉、内臓の筋肉などの筋肉がこれにあたる。
通常の筋力トレーニ ングで鍛錬することは困難である。
不飽和脂肪酸(Unsaturated Fatty Acid)
分子構造の中に炭素の2重結合を持つタイプの脂肪酸。
固体化しにくく代謝されやすいため、飽和脂肪酸と比較すると肥満の原因となりにくい脂肪酸とされている。
オリーブ油やゴマ油など、植物性脂肪の多くはこの不飽和脂肪酸である。
プラトー(Plateau)
停滞期のこと。ダイエットの場合は人体が体の状態を一定に保とうとする働きによって体重が減りにくくなる現象を、筋力トレーニングの場合は様々な原因によって筋力が伸びにくくなる現象を差す。
フリーハンドトレーニング(Free hand training)
器具などを使用せずに自分の体重を負荷として利用して行う筋力トレーニング。別名自重トレーニングともいう。
ただし、実際には椅子や鉄棒などを使用する場合も「重量器具を使わないトレーニング」として広い意味でフリーハンドトレーニングと解釈されることが多い。
フルレンジ(Full range)
全可動域を示す言葉。
例えばアームカールをフルレンジで行なう場合は、ヒジをほぼ伸ばし切った状態から完全 に折り曲げた姿勢までの広い範囲で動作を行なう事になる。
ちなみにレンジは「範囲」を意味する言葉。
ペプチド(Peptide)
アミノ酸が複数つながって出来た物質で、これが更に長くなるとタンパク質になる。アミノ酸、ペプチド、プロテインのうち中間の存在であるペプチドが最もスムーズに吸収されるという研究データもありるため、サプリメントとしても販売されている。
ベント(Bent)
「曲げる」という意味の英単語。
筋力トレーニングの種目では体を横方向に曲げる「サイドベント」や腰を曲げた状態でバーベルを体に引き付ける「ベントオーバーローイング」などの名称に使われている。
⇒『サイドベント』
飽和脂肪酸(Saturated Fatty Acid)
分子構造の中に炭素の2重結合を持たないタイプの脂肪酸。
固体化しやすく代謝されにくいため、摂り過ぎると肥満の原因となりやすい脂肪酸とされている。
バターやラード、牛脂など、動物性脂肪の多くはこの飽和脂肪酸である。
ホメオスタシス(Homeostasis)
人体がその状態を一定に保とうとする機能である「恒常性」を表す医学用語。 語源はギリシャ語であると言われている。
ポジティブ・エクササイズ(Positive Exercise)
日本語では「短縮性筋収縮」と呼ばれ、筋肉が縮みながら力を発揮する運動のことを指す。
例えばアーム・カールでは、ヒジを曲げてダンベルを持ち上げていく動作を取る時に上腕二頭筋は縮みながら筋力を発揮していることになり、この運動がポジティブ・エクササイズにあたる。
補助種目(Supplementary Event)
体幹筋を中心とした複合関節種目等ではなく、それを補助する筋肉を鍛えるトレーニング種目の総称。
例えば上腕三頭筋だけを鍛えるフレンチプレスや、下腿三頭筋を鍛えるカーフレイズ等、多くの単関節種目が補助種目に該当する。
⇒『筋トレメニュー作成方法1』
前のページは
|
肉体改造研究所 (筋トレ&ダイエット) トップページへ |