怪我をしたときの筋トレ方法

激しいスポーツを行っていると、たとえ怪我に気を付けていたとしても捻挫をしたり、骨を折ってしまうことがあるでしょう。

そんな時、スポーツやトレーニングを中断しなければいけないのはツライですが、今まで頑張って鍛えた体が弱っていってしまうと考えると、本当に残念な気持ちになると思います。

今回は怪我をした時に回復を早め、体力を保つために筋トレを利用する方法について考えてみましょう。

怪我をした部分に負荷をかけない

当たり前の話ですが、体のどこかを怪我した時、その部分には負荷をかけないようにするのが基本中の基本です。

例えば手首を捻挫している時にリストカールをやろうとしたり、ヒザを痛めているのにスクワットをやっていたら、いつまで経っても怪我が治りません

ただし、直接その部分を使うトレーニングを行わないというだけでは、怪我をした部分を完全に休ませられるとは限らないので要注意です。

筋トレ種目によっては、痛めている部分に間接的に負荷がかかることもあります

例えばベンチプレスを高重量で行えば、体を反った姿勢を保つために腰などにも一定の負荷がかかります。
スクワットにしても、バーベルを直接支えている肩やヒジにかかる負荷はかなりのものです。

カーフ(下腿三頭筋)などは、ヒザまっすぐ伸ばしただけでストレッチ負荷(引き伸ばされる負荷)がかかったりします。

そういう間接的な影響も考えた上で、痛めている部分を悪化させる原因を十分に取り除かなくてはいけないのです。

影響の無い部分の筋トレを積極的に行う

怪我をした部分の安静の他にもう一つ重要な要素が、影響の無い部分の筋トレを積極的に行うということです。

例えば腕を怪我した時にレッグエクステンションを行ったり、ヒザを痛めた時にベンチプレスを行っても、怪我を悪化させる心配はあまり無いでしょう。

さすがにバランスを崩したり余計な筋肉に力が入ってしまうほど高重量のトレーニングを行うのは危険ですが、要はその時に安全に行えるレベルの筋トレを行えば良いわけです。

痛めていない部位の筋力トレーニングが怪我の回復を早めてくれます

可能な範囲で筋トレを行う事は全身的な体力を保つために役立つというだけでなく、トレーニングによって分泌された成長ホルモンが怪我をした部分に働きかけて怪我の回復を速めてくれます。

特に成長ホルモン分泌効果の高い加圧トレーニングなどを行うと、骨折などの回復が劇的に早まる事もあるそうなので「一日も速く回復させたい!」と焦っている人は、専門家の指導を受けてチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

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