サプリメントで健康被害?
サプリメントは賢く使えば便利なものですが、摂り方によっては害になる場合だってあります。
今回はあえて、サプリメントのマイナス面にスポットを当て、注意すべき点を洗い出してみましょう。
過剰摂取とアンバランス
栄養素というのは足りなければ困るのが当然ですが、逆に必要以上に摂ったりバランスが崩れると、これもまた健康状態に悪い影響を与えます。
タンパク質の過剰摂取
筋力トレーニングを行っている人はタンパク質をたくさん摂るように心がけていると思いますが、いくらタンパク質が大事だといっても摂りすぎは良くありません。
消化するときに消化器官に負担がかかりやすいタンパク質を過剰摂取すれば、それだけ内臓を酷使することになり、しかも余った部分のエネルギーは体脂肪として体に残ってしまいます。
さらに、タンパク質の過剰摂取は尿道結石や動脈硬化などの確率を高くすると言われているので、やはりきちんと計算して摂るべきなのです。
ビタミンと過剰障害
ビタミンには油分に溶けやすい脂溶性ビタミンと水に溶けやすい水溶性ビタミンがあります。
人間の体は水に溶ける物質を処理するのは得意なので、少しくらい摂り過ぎても大きな問題にはなりません。
ですが、逆に油分は体に残りやすいので、脂溶性ビタミンを必要以上に摂ると成分が体の中に蓄積してしてトラブルの原因になってしまうのです。
特にビタミンA、D、Kについては注意が必要で、サプリメントメーカーのサイトや製品のパッケージに注意書きを見かけることも多いです。
逆にビタミンB、Cなどは水溶性ビタミンで、必要以上に摂った場合でも尿と一緒に出て行ってくれるので過剰障害にはなりにくいのですが、お金を出してまでトイレに流すのはもったいないので(笑)やはり計画的に摂ったほうが良いでしょう。
ミネラルのアンバランス
ミネラルのうち特に過剰摂取に注意するべきなのは塩分(塩化ナトリウム)の摂りすぎによる過剰障害くらいですが、サプリメントで塩分を摂りすぎる可能性は低いでしょう。
しかし、ミネラルの場合はミネラル成分同士の量のバランスが崩れる事で、健康に悪影響が出ることがあります。
例えばカルシウムとマグネシウムは両方とも人体に必要なミネラル分ですが、マグネシウムの量がカルシウムに対して少なすぎると動脈硬化になる確率が高くなると言われています。
食事の内容にも注意
過剰障害は特定の栄養を摂りすぎたり、栄養素同士のバランスが崩れる事によって起こるわけですから、サプリメントだけでなく食事の内容も重要になってきます。
ダイエットを目的として特定の食品しか食べなかったり、逆に好き嫌いをして同じものを大量に食べることは、栄養を大きく偏らせる結果になるでしょう。
ちなみに私の友人はタケノコが大好きなのですが、タケノコの食べすぎで食物繊維の過剰摂取になり、お腹を壊して3日間入院した経験があるそうです^^;。
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