サプリメント被害に学ぶ

残念な話ではありますが、過去にはサプリメントに有害な物質が混入するという事件が何度か起きています。

人体に有害な成分の中には、長い間飲み続けないと症状が出ないものもあるので、変なものを飲んでしまうと気付かないうちに毒素を体に溜め込んでいる事にもなりかねません。

サプリメントの成分に注意!

過去に起こったサプリメント被害の事例から、今後サプリメントを選んで使用していくための教訓を学んでいきましょう。

痩せるお茶で死亡者

一時期にブームとなった中国製の痩せるお茶「減肥茶」に食欲を抑制する薬物が混入していたという事がありました。

これにより日本では販売されなくなったのですが、後に発売された別の「痩せるお茶」にも発ガン性のある物質が混入されていて、肝機能障害によって死亡者も発生する大事件となりました。

国が違えば安全基準も違う

世界には色々な国々がありますが、サプリメントに関する法律や品質管理のレベルは国によって大きく違います。

日本の基準を満たしていないようなサプリメントでも、場合によっては個人輸入などで購入できますが、気軽に購入できるからといって安全性が保障されているわけではありません。

色々な国からサプリメントが輸入されるようになっていますが、安全性を十分に確認してから購入することが大切です

中には日本よりも品質基準が厳しい国もあるので、必ずしも海外のサプリメントが国産のサプリメントよりも危険であるとは言えません。
しかし、購入する際には原産国や生産国の事情をよく吟味する必要があるでしょう。

先進国サプリに危険部位

狂牛病の感染が心配されているため、アメリカ産牛の脳や脊髄などは「危険部位」として輸入禁止になっています。

しかし、アメリカとカナダのサプリメントメーカーから、牛の脳を錠剤にしたり乾燥粉末として作られたサプリメントが販売されていたことがありました。

先進国だからといって安心は禁物

サプリメントで引き起こされる健康被害は、医学や栄養学の発達した欧米諸国の製品だからいって起こらないとは限りません。

イメージだけで判断せず、サプリメントを購入する時は原材料までよく調べるようにするべきです。

不純物の多いクレアチン

クレアチンがサプリメントとして注目され始めた頃、中国からコストの安いクレアチンが輸入されるようになりました。

しかし、不純物のレベルがサプリメント先進国の製品に比べて10倍~数十倍以上もある粗悪品が多数見つかっています。

このため現在では「アメリカ産クレアチン」「ドイツ製クレアチン」など技術力の高い国で作られたことをアピールしている製品が主流です。

(クレアチンの不純物は飲んだからといってすぐに健康状態が悪くなるようなものではありませんが、長い間摂りつづけることによって内臓への負担が大きくなると言われています。)

安物買いには危険がつきまとう

残念ながら一部の国では安かろう、悪かろうというサプリメントを輸出しているのが現状です。

体に直接取り込む製品ですから、値段だけに惑わされずに品質の良いものを選ぶように心がけましょう。

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