お風呂と食事時間の関係
日常生活にかかせないのがお風呂に入るという習慣。
特に日本人は世界的にもお風呂が好きな人種と言われています。
それはさておき、肉体改造に取り組んでいる時は、
「一日のスケジュールの中でどのタイミングでお風呂に入るか?」
という事に悩む方も多いようです。
特に多くご質問を頂くのが、筋トレを行った日の時間と食事、そして入浴の時間をどう設定するかということです。
食後すぐの入浴はNG
まず、これはよく言われていることですが、食事の直後の入浴は出来る限り避けるべきです。
食後は胃や腸などの消化器官に大量の血液が必要になりますが、このタイミングでお風呂に入ってしまうと体の表面に近い部分の血管が拡張して、体の表面に血液が集まってしまうからです。
皮膚や関節の血行がよくなるのはプラスの効果ですが、その分だけ消化器官は「貧血」状態になり、消化不良を起こす原因になります。
食事から入浴までどれくらいの時間を空けるべきかは食べる量や内容などによっても変わりますが、しっかりと食事を摂った場合には、最低でも1時間くらいは食休みを取ったほうがいいでしょう。
激しい筋トレ直後の入浴もNG
これは食事とは直接関係ありませんが、入浴と考え合わせると重要な要素になります。
「筋トレ後の風呂・サウナはNG?」にも書きましたが、激しい筋トレで筋肉を酷使したすぐ後にお風呂に入ってしまうと、筋肉内部の炎症反応が強くなり、スムーズな回復を妨げる可能性が高くなります。
ただし、運動の内容が有酸素運動だったり、余裕を持って行える程度の軽い筋トレであった場合は、あまり大きな影響は無いと思います。
何を優先すべきか?
以上の事を考えると、もしも食事と入浴を短時間の間に行わなくてはならない場合は、絶対に入浴を先にすべきであると言えます。
問題は、夜にハードな筋トレを行っていて、筋トレの後に食事をする必要があるにも関わらす、入浴までに十分な食休みの時間がが取れないような場合です。
筋トレの前にお風呂に入ってしまうと、汗をかいた体を洗うことができない。
筋トレの後にお風呂に入ってしまうと、筋肉に悪い影響がありそうで心配。
この二つのジレンマが、トレーニーを悩ませるわけです。
その場合は、食事の消化吸収を優先して、
筋トレ→入浴→食事
という順番にすることをオススメします。
入浴が筋肉に悪い影響を与えるという心配があるかと思いますが、その場合はぬるめのシャワーでサッと体を洗うなどして対応すればいいでしょう。
熱いお風呂にゆっくり浸かるのは、休養日までガマンです(笑)
食事の内容を変えることで消化器官への負担を減らそうとするよりは、入浴の内容で妥協した方が、筋トレ効果を引き出す上では良い選択だと思います。
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