水分の摂り方と体重の関係

筋力トレーニングで体を大きくするにしてもダイエットで体を細くするにしても、代謝を維持するためには水分不足にならないように注意すべきです。

水分を制限して運動したりすれば脱水症状を起こしてしまう可能性もありますし、「水太り・むくみの防止方法」にも書いたように、いわゆる水太りやむくみ対策としても水分制限は逆効果だからです。

しかし、体重を増やしたい場合と減らしたい場合では、「最適な水分の摂り方」に違いがあるということを知っておいて下さい。

水分と消化機能と食欲の関係

まずは基礎知識として、水やお茶などの飲み物を飲む事によって、体にどのような変化が起きるか、そしてそれが食欲などにどのような影響を与えるかについて解説しましょう。

水分と消化機能と食欲の関係

口から飲んだ水は、まず食道を通って胃袋にたどり着きます。
胃袋の中には胃液があり、水がその胃液に混じることによって「胃酸が薄くなった胃液」になるわけですが、このことによって胃の消化機能は少しだけ落ちるのです。

 

水分によって胃液が薄まると、消化能力は低下します

胃袋にもしも話す能力があったら、
「ごめん、いまちょっと酸が薄くなっちゃったから、忙しい仕事は勘弁して!」
と言うに違いありません(笑)。

そして飲み物が冷たかったりすると、胃や腸が冷えることによってさらに消化機能が低下することになります。
これが「夏バテ防止のためには冷たいものを摂りすぎないように!」と言われている理由です。

ダイエットに適した水分の摂り方

つまり、ダイエットをするときはこの「水分による消化機能低下」を適度に起こすようにすれば、食欲を抑えて無理なく食事の量が減らせると言うことです。

とは言え、冷たい水をガブ飲みしたりするのは代謝が悪くなり胃腸にかかる負担が大きくなってしまいます。

なので、食事の前に温かいお茶を飲むなどして、少ない食事量でも空腹感が抑えられるようにしてみましょう。

ダイエットで食事を減らすと、食品に含まれる水分の摂取量も減るので、これを補うためにも食事の時に水分を多めに飲むようにすることをオススメします。

増量(太る)する場合に適した水分の摂り方

体重を増やしたいと言う場合は、逆に食事をする時に水分を摂り過ぎないように気を付ける必要があります。

もちろん食事中に水をガマンしろなどと無茶を言うつもりはありませんが、胃酸が急激に薄まったり胃袋や腸が冷えたりしないように、温かい飲み物を少しずつ時間をかけて飲むようにしてみてください。

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