水太り・むくみの防止方法
特に太ったわけでもないのに顔や脚が水分を含んだようにポッテリとしてしまう。
いわゆる水太りや「むくみ」(浮腫)という症状です。
実は水太り・むくみは運動や栄養摂取と深い関係があり、これらを改善する事で効果的に防止する事ができるのです。
水太り・むくみの原因
内臓疾患などの病気を除けば、むくみの症状は主に次の事が原因となって起こります。
水分・老廃物の蓄積
代謝機能が正常であれば、体の中を循環している水分や老廃物は静脈を通して移動し、腎臓から尿となったり、皮膚から汗となって排出されます。
しかし、何らかの原因で不要な水分や老廃物が細胞・組織の間に溜まってしまうと水太りやむくみという症状となるわけです。
塩分の摂りすぎ
人体は、体の中の塩分濃度を一定に保とうとする働きがあります。
塩辛いものをたくさん食べた時にのどが渇くのもそのためで、体内のに塩分が増えればその分だけ水分も一緒に蓄えてバランスを取ろうとします。
このため、塩分を必要以上に摂りすぎたり、それが上手く体の外に輩出されない場合にも水太り・むくみが起こります。
ホルモンによる作用
女性の場合はホルモンの作用により、生理の時などに体の水分量が増加する傾向にあるようです。
これは一時的なものなので、ある程度は仕方ないかもしれませんが、もともと水太り・むくみ体質になっている場合はさらに症状が強く出る可能性が高くなります。
水太り・むくみ対策の基本
原因が老廃物や水分の滞りだとすると、水太りやむくみを防止・軽減するには、新陳代謝を高めて体内の循環を正常に保てばよい、という事になります。
筋肉を鍛える
水太り・むくみの症状が特に強く出やすいのは下半身という人が多いのは、重力によって水分や老廃物が溜まりやすいからです。
しかし、脚の筋肉を活性化させておくと、筋肉が収縮する時の力がポンプの様に体内循環を助けてくれるので、水太り・むくみの解消に大きな効果があります。
脚のむくみに悩む女性が多いのはホルモンの問題だけでなく、男性に比べて脚の筋肉が発達していない事が大きな原因だとも言われています。
水分・ミネラルを十分に摂る
水太りやむくみの症状が出ると、より悪化する事を恐れて水分を控える人も多いようですが、実は全くの逆効果。
人体は水分が不足している時ほど体内に水を蓄えておこうとするので、水太りやむくみを解消するためには十分に水分を摂って循環させる必要があるのです。
また、カリウムの不足など体内のミネラルバランスが崩れた場合にも水太り・むくみが起こるので、栄養摂取のバランス全体に気を配る事も大切です。
体を冷やしすぎない
体温が低下すると、体の循環機能は更に低下します。エアコンの効かせ過ぎや冷たい物の飲み過ぎには十分注意しましょう。
(管理人へのご連絡は不要です)