弱点部位の強化方法

筋力トレーニングをしばらく続けていると、自分の長所と短所というものが出てくると思います。

例えば、
「上半身の筋力は十分に成長しているのに下半身の方はあまり伸びてこない・・・。」
「プッシュ系の筋力は人より優れているのにプル系は苦手・・・。」
というようなものです。

トレーニングを楽しむという意味では、多少の欠点は無視しても問題ないでしょう。
しかし、あまりにもバランスが悪かったり、スポーツのために筋トレをしている場合は、弱点を克服しておく必要があります。

さて、特定の種目・部位を強化するためにはどのような方法が有効なのでしょうか?

苦手部位は休養日の後に

トレーニング日・休養日を振り分けて計画を立てる時には、弱点部位のトレーニング日が休養明けになるように調節してみて下さい。

これは、休養明けで体力が十分な状態、つまり力を発揮しやすい状態で苦手部位のトレーニングを行うためです。

強化したい部位の筋力トレーニングは疲労が少ない状態で行うのが理想的です

前日に他の部位のトレーニングを行って体力が落ちている場合に比べて、より大きな筋力・集中力を発揮できるようになると思います。

弱点部位を優先する

さらに1日(1回)の筋力トレーニングについても開始直後が一番体力が残っていて、終了間際は逆に疲労した状態になってくるはずです。

またトレーニング中には脳も疲労してくるため、種目数・セット数が進むにつれて集中力もどんどん低下してくることでしょう。

そこで、弱点部位を強化する場合は出来る限りの元気な状態で行えるように、苦手な部位の種目の順番をできるだけ筋トレ開始直後に行うように調節してみて下さい。

気力・体力ともに充実した状態でトレーニングを行う事ができれば、それだけ効果も出やすくなります。

種目数・時間を減らす

苦手部位というものが出来てしまう背景としては、もちろん遺伝的・能力的なものもあるのですが、それ以上に個人個人の好みや性格によるところも大きいと思います。

例えばスクワットを始めとした下半身のトレーニングが苦手、という人が多いのは、
・スクワットという種目そのものがツライ
・筋肉が発達しても目立ちにくい
というような「好き・嫌い」という心理面が影響しているはずです。

本来なら苦手な部位はみっちり鍛える必要があるはずです。
ですが、「どうしてもやる気が起きない」種目を強化する場合は、逆にセット数や種目数を限定し、時間も短くしてみることで効率的にトレーニングを行える場合もあります。

つまり「私はスクワットが苦手だ、でも今からたったの20分間だけスクワットを思いっきり頑張ろう!」というような考え方です^^

苦手な部位の種目に時間をかけて何セットも行うよりは、ストレスを少なくして集中的にトレーニングした方が長続きしますし、「挫折」も防止できるのではないでしょうか。

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