特定の種目にこだわらない2

前回の記事、「特定の種目にこだわらない」に続いて、筋力トレーニングをする上で「俺はこの種目にすべてを賭ける!」というような一点豪華主義的な考え方は危険である、ということを解説していきたいと思います。

熱心に体を鍛えているトレーニーほどハマりやすい罠なので、前の記事ともどもぜひ一度目を通してみてください。

トレーニングのバリエーションが少なくなる

筋力トレーニングというものは、一つの部位に対して複数の方法(種目)が存在します。

たとえば懸垂(チニング)は背中にある広背筋を鍛える種目としてよく行なわれますが、ラット・プルダウンでもメインとして鍛えられる筋肉は同じです。

胸の大胸筋なら腕立て伏せ以外にもベンチプレスやダンベル・フライなどがありますし、脚の大腿四頭筋ならスクワット以外にもランジレッグ・プレスで鍛えられます。

色々な刺激を与えることが、筋肉の成長を促すと考えられています

もちろん、だ一つの種目だけをたひたすら行うという事が、トレーニングの方法として絶対に間違っているとは限りません。

しかし時々は筋トレ種目を入れ替えたり、同じ種目でも微妙に角度を変えるなどして新しい刺激を与えてやった方が、筋肉の成長は早まると考えられています。

ところが、特定の種目へのこだわりがエスカレートすると、
「フラット・ベンチプレスが無いと、胸のトレーニングをやった気がしない。」
とか、
「せっかく懸垂が20回できるようになったのに、毎回やらないと回数が落ちてしまう気がする。」
というように、こだわりの種目をメニューから外したり、変えたりするのが怖くなってしまうことがあるのです。

余談ですが、以前に「効果的な種目をアドバイスする筋トレ管理ソフト」というものが発売された時、開発者に対してユーザーから
「トレーニングメニューに必ずベンチプレスを加えるように設定できませんか?」
という問合せが何件もあったそうです。

効果的な種目をチョイスするのがソフトを導入する目的なのですから、種目を固定してしまってはソフトの意味は無いはずなんですが(苦笑)。

いかに「種目へのこだわり」がトレーニーをガンコにするかがよく分かるエピソードだと思います。

不調の時にモチベーションが下がる

トレーニングの目的を「懸垂の回数」とか「スクワットの最大重量」というような部分に置いていると、その日一日の結果だけをトレーニング成果として考えてしまいがちになります。

好調な時はともかく、調子の悪い日などは、
「今日はダメだった・・・」
という風に、その日に行う他の種目への集中力まで低下してしまう場合もあるでしょう。

筋力トレーニングの目的は「その日に結果を出すこと」ではなく「継続的に成長していくこと」ですから、ガンコなこだわりは捨てて柔軟に冷静に向き合っていった方が、最終的には近道を見つけやすくなると思いますよ^^。

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