2つのモチベーション
筋力トレーニングでもダイエットでも、モチベーション(動機、やる気)というのはとても重要な要素です。
モチベーションが持続すれば挫折しないで根気強く取り組む事ができますし、集中力も高まるので当然効果も出やすくなるでしょう。
さて、このモチベーションには大きく分けると2つのタイプがあるそうです。
せっかくのやる気が空回りしてしまわないように、自分がどちらのタイプに分類されるか、そして自分が持っているモチベーションにどのような特長があるかについて知っておきましょう。
外的モチベーション
1つ目は外的モチベーションと呼ばれるもので、 これは自分以外の要因によって左右されるモチベーションを示しています。
・スタイルを良くして好きな人に振り向いて欲しい
・スポーツの大会やライバルとの試合に勝って評価されたい
そんな風に「外からの評価を得たい」という思いから発生するのが外的モチベーションという事になります。
一見、ただの見栄っ張りとか自己顕示欲の様にも見えますが、決してそんなことはありません。
社会的に考えて回りの人から評価されたいと思うのはとても自然なことですし、性格によっては外的モチベーションを上手く利用するとものすごいやる気を発揮できる事もあります。
しかし、この気持ちが大きすぎると勝負事に固執したり、自分が認められない事に対して大きなストレスを感じたりします。
内的モチベーション
もう一つは内的モチベーション。
これは、自分の考え方や価値観によって生まれるモチベーションです。
・自分の成長を楽しむ
・努力した事に対して充実感を味わう
こんな風に、自己評価を高めたいという思いから発生するモチベーションです。
自分自身による評価ですから、例え結果が回りから認められなかったとしても、結果に満足する事が出来る場合もあります。
一般にはこのタイプのやる気が大きい人の方が精神的に安定していて望ましいとされていますが、 自己評価だけに固執しすぎると自分の思い込みだけで行動する「一人よがり」な人間になってしまう恐れもあります。
バランスが重要
恐らく人間はみんな両方のやる気を持っていて、人によってその比率が違うというのが本当のところではないでしょうか。
そして、他人の評価を気にしすぎるのも、自分の価値観だけで突っ走るのも、本当の意味での成長・目標達成にとってはマイナスになるはずです。
外的・内的モチベーションのバランスが取れた状態でいることを心がけるようにして、周りの目を気にしすぎたり、自己満足だけに走らないように注意するのが理想だと言えるでしょう。
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