スミスマシンを自宅筋トレに活用

「パワーラックの選び方」を見て、自宅事務に本格的なバーベル+パワーラック(あるいはベンチプレススタンドなど)の導入を断念した人も、まだまだあきらめないで下さい。

スミスマシンを使えば、パワーラックよりも小さなスペースで高強度の筋力トレーニングが可能です。

スミスマシンとは?

スミスマシンというのは、簡単に言うとバーベルがガイド(レールのようなもの)にそって動くようになっている器具です。

バーベルの起動がガイドに制限されるので、フリーウェイトのバーベルに比べれば自由度はちょっと劣りますが、普通のパワーラックやベンチプレス用スタンドなどには無いたくさんの長所も持っています。

スミスマシンの主な長所をご紹介しましょう。

バーベルがひっくり返らない

スミスマシンのバーベルはガードに固定された形になっているので、例えば片側だけに重いプレートをセットしても、バーベルがひっくり返る事はありません。

これがフリーウェイトのバーベルだと、最初は両側に10kgのプレートを付けて、次に片側を20kgに交換して・・・とセットして行く必要があるので、予想以上に手間がかかります。

実際にフリーウェイトでトレーニングした経験がある方なら分かると思いますが、スミスマシンを使用すれば、この安定性のおかげでトレーニング時間を大幅に短縮することができるのです。

スミスマンなら片側にウェイトをセットしてもバーベルが傾くことはありません

安全性が高い

スミスマシンにはストッパーがついているので、万が一筋力トレーニングの途中で力尽きてしまったとしても、バーベルはストッパーの位置で止まってくれます。

一人で筋トレをする時でもベンチプレス・スタンドのように、セーフティー・バーを置く必要はありません。

場所を取らない

設置するのに必要な床面積自体はパワーラックとあまり変わりませんが、奥行きをあまり取らない分だけ部屋の空間を圧迫しません。

また、固定されたバーは左右にズレたりもしないので、設置場所の左右に必要な空間もかなり小さくてすみます。

注意すべきは重量

スミスマシンはなかなか便利な器具ではありますが、やはり高強度の筋力トレーニングに耐えるように作られているので、パワーラックと同様、かなりの重さがあります。

シンプルなタイプのスミスマシンでも100kg近く、重厚なつくりの物だと150kg近くなる場合もあります。
これにウェイトプレートの重量が追加されるわけですから、高重量の筋力トレーニングを行えば全体の重量は簡単に200kgを超えてしまうでしょう。

「ホームジムの床は大丈夫?」にあるように、設置場所の床の強度には十分注意してください。

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