有酸素運動の基本

ポイント!
  • 基本はゆっくり・長く・繰り返す運動
  • 方法によって効果が違う

筋力トレーニングの次はダイエットに欠かせない有酸素運動の解説です。

基本はゆっくり・長く・繰り返す運動

有酸素運動の基本は何といってもゆっくり・長く・一定の動作をくり返すという事です。
英語ではLong・Slow・Distanceのそれぞれの頭文字を取って「LSD」と言われたりもします。

これは前のページまでに解説した無酸素運動(筋力トレーニング)とはちょうど反対になる感じです。

分かりやすい例としてはウォーキング・ジョギング・スイミングなどがこれに当たります。
どれも同じ動作をくり返しながら続ける運動ですよね。

有酸素運動の基本は長く・ゆっくり・時間(距離)を重視

会話が出来る程度の運動でも十分な効果があり、無酸素運動と比べると体への負担も少ないので、老若男女を問わずおすすめの運動と言えるでしょう。

さらに、スローペースでの有酸素運動は循環機能や脂肪燃焼機能を向上させる効果が大きいので、「楽な」トレーニングをしているにもかかわらず、競技能力も期待できると言われています。

初心者の方はもちろんスタミナに自信のある方も是非トレーニングのバリエーションに入れて欲しいですね^^

方法によって効果が違う

有酸素運動も筋力トレーニングと一緒で、方法を変えると効果に違いが出てきます。
スローペースな有酸素運動で体が慣れてきたら、色々なバリエーション目的にあわせた有酸素運動を取り入れると良いでしょう。

特にスポーツの競技能力向上のために有酸素運動を行う人は、それぞれのスポーツの特性に合わせたトレーニングを行う事で、能力アップが期待できます。

時間を一定にして距離をのばす

有酸素運動の強度を高める方法として一般的な方法の一つが、時間を一定に保って、その時間内に出来るだけ遠くまで走る・泳ぐといった方法です。

この方法には運動に時間をかけずに消費エネルギーや強度を大きくできるという長所があります。

ペースを一定にして時間をのばす

もう一つの代表的な方法は、強度を一定にして時間を延ばすという方法です。
運動に必要な時間は長くなってしまいますが、体に大きな負担をかけないという長所があります。

また、低強度の運動は主に体脂肪がエネルギーとして使われるので、ダイエットには特に適した運動です。

競技特性に合わせて緩急をつける

スポーツのパフォーマンス向上のためにトレーニングするなら、そのスポーツにあわせて緩急をつけた有酸素運動が欠かせません。

例えばサッカーの試合ではずっと同じペースで走っていることは無いですよね。
時にはダッシュ!時にはゆっくりと走ります。
ボクシングだったら、3分間戦ったら1分休むことを繰り返します。

競技力アップを目指す人は、目的とするスポーツの試合などに近い状態でトレーニングするのが理想的です。

※:有酸素運動と休養について
有酸素運動を習慣としている人の中には、「毎日走らないと気が済まない!」という方も多いようです。確かに有酸素系トレーニングは筋力トレーニングに比べれば体の組織的なダメージは少ないので高い頻度で行う事が可能ですが、時には完全休養を取る事も必要です。
特にハードなインターバルトレーニングを行った場合などは数日間の休養が必要だとも言われていますので、休養にも注意を払ってトレーニングしましょう。

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