女性はダイエットに失敗しやすい?
データの出所によって多少の差はあるものの、ダイエットの成功率は決して高くありません。
ひどい場合は10%以下、高くても30%とか、統計的に見れば失敗する可能性のほうが大きいのです。
しかも、性別で言えば、男性よりも女性のほうがダイエットに失敗しやすいとも言われています。
それでも、原因やしくみがわかれば対応方法を考えることはできるはず。
そこで今回は、なぜ女性はダイエットに失敗しやすいのか?そして失敗しにくくするためにはどうすればいいか?ということについて書いてみます。
女性は太りやすい食品を好む
そもそも女性は、男性に比べて「甘いものが好き!」という人が多いです。
そしてこれは単なる印象ではなく、ホルモンの働きによる性質の違いなのです。
いわゆる男性ホルモンと呼ばれるテストステロンという物質は、甘いものを食べることに対してブレーキの作用をすると考えられています。
男性も女性も男性ホルモンを持ってはいますが、量は男性の量が圧倒的に多い。
だから男性は女性に比べて、甘い物が苦手だったり、苦手でなくても大量に食べられないという人が多いわけです。
レストラン等でメニューを選ぶとき、
女性→パンケーキ・パスタ
男性→肉とご飯!
みたいなイメージがあると思いますが、これは科学的に見てもそういう傾向があるということなんですね。
もちろんダイエットしているからといって砂糖などの炭水化物が不要というわけではありません。
ただ、炭水化物はインシュリンの分泌を上げやすいので、食べ過ぎると太りやすいのは確かです。
女性は「人付き合い」を重視する
これも脳の構造によるものだと言われていますが、女性は男性よりも「人付き合い」を重視する場合が多いです。
メールのやり取りも男性より頻繁ですし、主婦になって家庭に入っても「ママ友」グループを結成する。そんな風に友達・仲間とつながりを持つことを求めるわけです。
だから付き合いのための食事や飲み会を断るのも難しく、結果としていつもの習慣から抜け出せず、ダイエットも失敗しやすくなります。
女性は「ヤケ食い」に走りやすい
心理学的な統計では、「ストレスがたまったときに食欲が増す」と答えた女性の割合は、男性の約2倍だそうです。
女性は男性と比べて「食べる」ことでストレスを発散する性質があるということですね。
女性がダイエット失敗を避けるには?
女性の場合は甘いものや炭水化物を無理にガマンしてストレスをためると、かえってそのストレスが挫折の原因になる可能性が高いと思います。
好きなモノを完全にガマンするのではなく、洋菓子を和菓子にするなどしてカロリーを調節したり、飲み物に入れる砂糖を人工甘味料に変えたりする方が、ダイエットが成功しやすくなるでしょう。
また、人付き合いを大切にする性質を利用して友達と一緒にダイエットしたり、一緒に運動する機会をつくるというのも良い方法だと思います。
あとはストレス発散のために、食べることに結びつかない趣味(例えば音楽や写真、アロマテラピーなど)を持っておくのもいいかも知れません。
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