筋肉の中の脂肪について

体脂肪の種類として、皮下脂肪と内臓脂肪という名前を聞いたことがある人は多いと思います。

しかし、脂肪がたまる場所はなにも皮膚の下や内臓だけとは限りません。
運動を行うための筋肉の中にも、実は脂肪が存在しているのです。

肥満の体は「霜降り」状態

ベジタリアンの人を除けば一般的によく食べられている牛肉・豚肉・鶏肉。
さて、私たちが普段食べている「肉」が動物のどの部分なのでしょうか?

その答えは筋肉です。
もちろんナンコツやモツ(内臓)などを食べる事もありますが、メインとなっている食肉は動物の筋肉の部分なのです。

そして高級な食肉は「霜降り」と言われるように、筋肉の中に脂肪が細かく混ざっています。
これが皮下脂肪でも内臓脂肪でもない、筋肉の中に存在する脂肪です。

筋肉の中に存在する脂肪

肥満状態の人はこの筋肉内臓脂肪も増えていて、痩せている人よりも高級和牛やカルビのような高級食肉に近い状態になっているわけです(笑)

筋肉が落ちたように感じるとき

人間の体に存在する脂肪の中でも、内臓や筋肉のように血液がよく循環する部分の脂肪は、皮下脂肪に比べて燃焼しやすいと言われています。

だから、ダイエットを始めた段階で、
「何となく筋肉が筋肉が落ちているような気がするのに、お腹の脂肪が落ちない・・・」
と感じたとしても、それは筋肉の中の脂肪が先に減っているだけ、という可能性もあります。

特に筋肉を太くしつつ引き締まった体になりたいと考えている人は、
「ダイエットしてるのに筋肉だけ落ちた!」と慌てたりしないようにしましょう。

ダイエットで細く強い筋肉をつくる

筋肉を付けたい人とは逆に、ダイエットのために運動する事で「筋肉が太くなってしまうのでは?」と心配する人も多いようです。

ですが、上に書いたように運動をしながら体重を減らせば、筋肉の中の脂肪を減らすことによって筋肉の「かさ」を減らす事も可能なのです。

筋肉内の脂肪を減らす事で、細くても強い筋肉を造ることができます

しかも結果として筋肉の密度が上がるわけですから、筋肉はより「細くても強い筋肉」を作ることができることになります。
だから、外見を整える上でもダイエット時の筋トレは非常に重要です。

また、「私は腕や脚が筋肉質だから、筋肉を落とさない限りなかなか細くならない!」と思い込んでいる人の中にも、筋肉の中に入り込んだ脂肪が原因で筋肉がより太く見えている人は多いと思います。

ダイエットを行って行く上では、筋肉の中にも脂肪が存在すると言う事を、くれぐれも忘れないで下さい。

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