カフェインのダイエット効果

「コーヒーダイエット」なんていうダイエット法があるように、コーヒーに含まれているカフェインにはダイエット効果があると言われています。

さすがに「コーヒーだけ飲んでいて痩せらる」などというウマイ話は無いとしても、少しでもダイエットに役立つなら詳しく知っておきたいと思うのが当然でしょう。

そこで今回は、その原理と活用法についてまとめてみたいと思います。

カフェインのダイエット効果の原理

人間は体を動かしている時や緊張している時にはたらく「交感神経」と安静にしている時にはたらくリラックスしている時にはたらく「副交感神経」という二つの神経のしくみを持っています。

なんとなくイメージできると思いますが、交感神経が働いているときは細胞はエネルギーを消費しやすい状態になり、逆に副交感神経がはたらいている時は逆にエネルギーを取り込みやすい状態になるのです。

交感神経が活発になっていると、細胞はエネルギーを消費しやすくなります

そしてコーヒーに含まれているカフェインは交感神経の方を活性化する働きがあるので、細胞に蓄えられた脂肪がエネルギーとして使われやすくなるというのがカフェインがダイエットに役立つといわれている理由です。

運動しないと効果が無い?

カフェインは安静時、つまり特に運動していない状態でも多少は体の代謝を高める働きがあるようですが、決してそれだけで痩せられるというほどのものではありません。

せっかく細胞から取り出された脂肪のエネルギーも、運動によって消費されなければ、結局は体の中でまた細胞の中に戻って体脂肪に変わってしまうのです。

カフェイン活用法

カフェインの効果をダイエットに活用したいのであれば、運動の約30分くらい前にカフェインの含まれた飲み物を飲んで、体内の脂肪が燃焼されやすい有酸素運動を行うと良いでしょう。

つまりカフェインによって体に蓄えられた脂肪を血液の中に追い出し、さらに有酸素運動によってそれを消滅させる、という戦略です。

摂取すべきカフェインの量としては体重1kgあたり3mg。
体重60kgくらいの人であれば普通のコーヒーなら約300mL、カップに3杯くらいが目安とされています。

コーヒー

なお、各飲み物に含まれるカフェインの量は、このページの最下部を参考にしてください。

ただし飲み物に砂糖がタップリ入っていたりするとダイエット効果より肥満効果の方が大きくなる可能性もありますので(笑)どうしても甘味が欲しい!という場合はカロリーの無い人口甘味料などを入れるようにした方がいいと思います。

また、カフェインは摂りすぎると副作用や中毒症状を起こすこともあるので、必要以上にたくさんコーヒーを飲んだりするのはやめましょう。

コーヒー以外のカフェイン飲料

最後に、色々な飲み物に含まれるカフェインの量を紹介しておきます。

飲み物の種類
100mL中のカフェイン量
エスプレッソ193mg
玉露120mg
挽き豆コーヒー67mg
インスタントコーヒー43mg
カプチーノ33mg
ホットココア33mg
抹茶32mg
紅茶20mg
せん茶20mg
ほうじ茶20mg
ウーロン茶20mg
ダイエットコカコーラ13mg
番茶10mg
玄米茶10mg

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