筋トレ前には短時間仮眠を

社会人トレーニーになると、休日以外の筋力トレーニングは仕事が終わってから行う人がほとんどだと思います。

しかし、一日働いて帰宅するとけっこうな疲労感もあったりして、
「トレーニングをやる気が起きない・・・。」
「何とかトレーニングを始めてみたものの、どうも集中できない・・・。」
という悩みを持っている人も多いようです。

たとえ肉体的な労働でなくても、一日仕事をしていれば人間の脳はかなり疲労します。

筋力トレーニングを行う時、筋肉に命令を下しているのは脳ですから、頭が疲れた状態では集中力が低下し、トレーニングの効率が落ちるのは当然です。

そんな時は、短時間の仮眠で集中力を回復する方法を試してみてください。

短時間の仮眠とは?

仮眠といっても、夜勤や当直の人が昼間に眠っておく・・・というようなものではありません。
ここでいう短時間の仮眠とは、どちらかというと「比較的短い時間の昼寝」といった感じのものです。

脳が疲労している状態では筋力トレーニングだけでなく勉強・仕事などあらゆる作業の効率が大きく低下します。

しかし、短い時間だけでも睡眠を取る事で脳をリフレッシュさせれば、低下した能力を元に戻す事ができるのです。

短時間の睡眠でも、脳をリフレッシュさせる効果は十分です

誰でもうたた寝の後に「頭がスッキリした!」という経験があると思いますが、要はこれを筋力トレーニングにも応用しようというわけです。

仮眠を取る時のポイント

短時間でスムーズに眠ってスッキリ目覚めるために、短時間仮眠のポイントをまとめておきましょう。

睡眠時間を限定する

仮眠を行う場合は、眠る時間を15~20分程度に限定する事が重要です。

これを超えて眠ると夜の睡眠と同じように脳が完全な休眠状態になってしまうため、目が覚めた後も眠気がなかなか抜けない・・・という状態になりやすくなります。

完全に横にならない

短時間の仮眠を取る場合は、布団やベッドなどに入って完全に「寝る体勢」を作るのは良くないと言われています。
眠りが深くなりすぎると、目が覚めにくくなるためです。

ただ、研究所長はいつも完全に布団に包まって仮眠を取っていますので、これも体質によりけりだと思います。

一般的には、ソファーやすわり心地の良い椅子などに座った状態で眠るのが理想だそうです。

ソファ

目覚めのきっかけを作っておく

仮眠を摂る前にお茶やコーヒーなどカフェインを含む飲み物を飲んでおくと、15~20分仮眠して目を覚ます時ちょうどカフェインの覚醒作用が働くため、スッキリと目が覚めやすくなります。

そしてもちろん、目覚まし時計やアラームなどはセットしておいたほうがいいでしょう。

トレーニングを行う上での注意点

寝ている間は体温が低くなりやすいので、筋力を十分に発揮して怪我を防止するためには、しっかり体を温めておく必要があります。

仮眠から目覚めた直後は体も「おやすみモード」になっているので、ウォームアップを念入りに行うようにして下さい。

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