マシンとフリーウェイトの重さの違い2
前回の記事「マシンとフリーウェイトの重さの違い」に引き続き、マシンとフリーウェイトの重さの違いについてもう少し解説しましょう。
重量に差が生まれる理由
筋力トレーニングを行う上で直接役に立つ知識ではないかも知れませんが、自分の実力を正確に把握する上では知っておくべきだと思うので、どうぞ参考にしてください。
力の方向による違い
バーベルを使って行うベンチプレスのような筋トレ種目では、バーベルを一直線に上げ下ろししているように思われがちですが、実はそうではありません。
バーベルの軌道を正確に見てみると、それぞれの体格に合わせて曲線的な動きをしていることに気がつくはずです。
例えばベンチプレスをしている人を真横から見てみれば、バーベルを下ろしている時はバーが少しだけ下の方(お腹の方)にあり、腕を伸ばした時は上のほう(頭の方)に移動している事がわかるでしょう(もちろん個人差もあるとは思いますが)
しかし、レールなどに固定されたウェイトを上げ下げするトレーニングマシンの場合、起動は完全に固定されます。
このためフリーウェイトでの筋力トレーニングに慣れているトレーニーは「マシンの方がウェイトを上げづらい」と感じる事があるようです。
フォームを固定される事による違い
バーベルやダンベルを使ったトレーニングでは、自分の体格に合わせてグリップ幅(手幅)やウェイトに対する体の位置を自由に調節することができます。
トレーニングマシンにも調節機能が付いているものはありますが、多くの場合はイスの高さが調節できるくらいがせいぜいだと思います。
中には足幅が完全に固定されたレッグプレスマシンなんていうのも存在するくらいです。
そうすると必然的に、マシンに合わせた姿勢でトレーニングをするしかありません。
標準的な体格の人はまだ良いのですが、体が大きかったり小さかったりする人などの場合、自分の体格にあわない姿勢でトレーニングをすることになってしまいます。
分かってしまえば笑い話にしかなりませんが、米国製の古いトレーニングマシンの場合、ウェイト表示がキログラム単位ではなくポンド単位になっている場合があります。
重量の単位に注意しましょう
1ポンドは約0.45kgですから、100ポンド(約45kg)のウェイトを持ち上げて「100kg上がった!」なんて勘違いをしないようにしましょう(笑)。
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