自宅筋トレの長所と短所

前回の記事に引き続き、トレーニングジム＆自宅の両方で年単位の筋力トレーニング経験を持つ研究所長の視点から、今度は自宅筋トレの長所・短所をまとめてみました。

研究所長のように高いお金を出して器具をそろえてから「こんなはずじゃなかった！」ということにならないように、前回の記事とあわせて読んでみてください。

自宅での筋力トレーニング

それでは、自宅での筋力トレーニングについて評価してみましょう。

自宅で筋力トレーニングを行うことの最大の長所は、ジムのように「移動のための時間」が必要なく、しかも自分のペースで行えるということです。

ジムでは誰かが自分の使いたい器具を使っていれば待たないといけませんし、逆に自分の器具を独占すると人に迷惑がかかってしまいますが、自宅ジムなら全て自分の思い通り。

結果として、使いやすい設備・器具さえそろえられれば、短時間で効果の高い筋力トレーニングを行う事ができるでしょう。

逆に、場所が狭すぎたり、効率良くトレーニングするための環境が作れないような場合は、自宅ジムのメリットはあまりないと思います。

次の長所は、長期的に見るとスポーツジムに通うよりもずっとお金がかからないということです。

一般的なトレーニングジムでは、月の会費が1万円弱くらいであることが一般的。ということは、1年で支払う会費は10万円以上になるでしょう。

これに対して自宅ジムなら、必要最低限の道具をそろえてしまえば毎月の会費は必要ありません。
バーベルやダンベル、ベンチ、パワーラックなどを買いそろえても、ブランドにこだわらない限り20万円はかからないでしょう。

つまり、器具を買いそろえても2年もたてば元が取れるわけです。

しかも、人に見られるわけではないので、立派なトレーニングウェアやシューズを買う必要もありません。

自宅ジム筋トレの一番の欠点はやはり、初心者は間違ったフォームでトレーニングしてしまう可能性が非常に高いということでしょう。

もしもあなたが全くの初心者であれば、いきなり自宅ジムをつくる事はオススメしません。
面倒くさくても一定期間はトレーニングジムに通って、正しいフォームと知識を身に付けるようにして下さい。

そもそも経験が無ければ、自宅ジムにどんな設備が必要かも判断できないと思います。

次に深刻な短所が、自宅ジムでは集中を乱す要素がたくさんあるということです。

下手をしたらウェイトを持ち上げている途中に「電話だよ～！」なんて家の人に呼ばれることだって無いとは言えません（笑）。

また、ウェイトを下ろした時に大きな音が出ては家族や近所の迷惑にもなるので、周囲に気を使いながらトレーニングしなくてはなりません。

これらの問題を解決するためには、少なくともトレーニング中は声をかけないように配慮してもらったり、人の迷惑になるような時間帯を避けるなどの対策が必要になるでしょう。

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